投資単体を過大評価しすぎないようにしましょう
2024年3月5日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
はじめに「出生率」のお話です。
出会いがあって、
交際があり、
互いが惹かれ合い、認め合い、結婚して、子どもが生まれ、子どもを育てて・・
という『道程』をまずは踏まえましょう。
矢印に直してみます。
社会問題として横たわる
「出生率向上」のためには、
結局のところ、
世の中さまざまなところで
多様な『出会い』を増やすことが解決の方策となります。
事象の流れの「起点部分」に注目することが重要なのです。
川上の、
源流部分から、
川下に向けてたくさん水が流れるようにすること。
そうすれば(長い時間をかけて)裾野もより豊穣になります。
(実は)投資についても同じことがいえます。
あなたのライフプラン上で
決して『川上』には位置しません。
なにか投資だけが
別個の事象としてオブジェのように独立しているわけでもありません。
(特に若い人に多いのですが、)
投資で一発逆転!とか
投資で人生変える!とか、
意気込んでしまうのは危険ですらあります。
投資で人生は変わりません。
あなた自身(人的資産)でしかありません。
上述の、矢印の流れ的に示してみましょう。
就職 ⇒ 仕事を貪欲に学ぶ ⇒ 自分の特性を知る
⇒ キャリアアップ(転職?)⇒ 自分の市場価値を知る ⇒ キャリアアップ(転職?)⇒ 自分の市場価値をさらに上げる
⇒ 手取り年収の連続的増加 ⇒(投資の)積立金額の増加 ⇒ 生涯・投資入金可能額の増加 ⇒ 資産形成・成就
つまり?
資産を増やすという行い(資産形成)とは、『結果』でしかないわけです。
※ただし、適切な仕組みを作っておく必要はあり。
そもそも「資産形成」に過大な時間や労力を注ぐ必要はありません。
あなた自身(人的資産)を磨くこと。
これこそが、
川上の、
『源流部分』なのです。
20代のうちは
NISAへの積立金額は月5000円程度でも構いません。
あなた自身(人的資産)を向上させるためにほとんど用いてください。
時間をかけ、川下に向けて、たくさん水が流れるようになれば、
NISAへの「積立可能額」が連続的に増え、
長い時間をかけて資産形成が可能になります。
投資単体を過大評価しすぎないようにしましょう。
カテゴリ:100年ライフプラン