新NISAを「乗り換え資金」だけで埋めて、24年からの積立は特定口座で続けるってアリ?
2023年11月28日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
運用資産がある程度積み上がっている人は、
新NISAのみに一喜一憂するのではなく、
すなわち、
「新NISA」
「特定口座」ともメインの口座である。という自覚です。
たとえば
5~10年後のイメージ(評価額)として、
「新NISA」2500万円
「特定口座」1500万円 のような『リスク資産』の中身になっている人は(そこそこ)おられるはずです。
より具体的に指すなら、
来年から、
特定口座や一般NISAやその他資産から、
乗り換えのみ(年360万円・月30万円ベース)で『新NISA』に資金を移し替えたあとも、
特定口座内のファンド資産が
まだ『ある』人のことです。
上記に当てはまる人は、
たとえば現在、
月7万円の「積立投資」をしていれば、
特定口座内で
月7万円の『積立投資』を続けるのはアリでしょう。
どのみち、近い将来、
「新NISA口座」
「特定口座」とも 資産額 が拮抗するようになるためです。
実は以前、
ツイッター(X)でアンケートを実施しました。
新NISAに「積立」でお金を入れる予定のあなたに質問です🙋♂️
— カン・チュンド@インデックス投資アドバイザー🙋♂️ (@4649kang) November 11, 2023
『入金』のパターンは次のうちどれですか❓
「乗り換え資金」のみと答えられた人もいますね。
ところで、
新NISAへの入金を、
既存資産からの『乗り換え』のみで実施する場合、
「月30万円」の積立ベースで
新NISAへ乗り換えるのもアリですが、
乗り換えられるのもOKだと思います。
(新NISAで別途「新規の積立」を行う必要がないためです。)
『ほぼ一括』を希望される人は、
たとえば一例ですが、
1月4日 119.88万円 ボーナス設定(増額月設定)
積立設定 月100円
のような入金イメージが考えられます。
もちろん、
成長投資枠、つみたて投資枠とも「同じ」インデックスファンドが望ましいでしょう。
新NISAの「買い」が上記イメージ(ほぼ一括)ですから、
既存資産の「売り」は、
年末に一挙に売却する。
あるいは、
手取りが360万円程度になるように一挙に売却する。
という形を取ることで、
タイムラグが極力生じなくなります。
ちなみに
「売り」と「買い」を同時履行されたいなら、
「買い」= ほぼ一括 は、
預貯金から一時的に資金を借りて執行するのもOKでしょう。
最後に、より資産額が大きい人、
たとえば5年後に、
「新NISA」2200万円
「特定口座」5000万円 のようなリスク資産の様相になり得る人は、引き続き『特定口座』がメインの窓口なのだと実感されるはずです。
カテゴリ:NISA活用法