地方移住と50代のわたし
2023年7月22日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
わたしは12年の東京暮らしを経て、
地方に移住しました。
正直、新型コロナウイルスがなければ、移住することはなかったでしょう。
2020年に徳島に移り住んだ時は、
少し焦ったくらいでした。
わたしは(こう見えて)都会育ちですので、これまで人込みとアスファルトの道と便利さにどっぷり浸かってきたわけです。
それがいきなり「一杯飲み屋さん」、キラキラしたネオン街「なし」の状態になったので、慣れるのに少し時間がかかりました。
あと、「タイミング」もあったかもしれません。
自分の年齢(50代)と
地方移住の「バランス」と云いますか、
二つの要素が『相乗効果』をもたらしてくれたと感じています。
わたし自身、仕事にも、そして人間関係にも、もっと刺激を求めており、
今、愛媛県の東温市に住んでいますが、駅周辺はこんな風景です。
たっぷり土の匂いを含んだ風が吹いてきます。
さまざまな鳥の鳴き声を耳にするとき、「ああ、自然に抱かれているな」と実感します。
(恥ずかしながら)50代になって初めて、名もない花々のことに目が行き、蜘蛛やカエルや蝶々のことを気にするようになりました。
雀が庭におりて来て、土を掘り返して小さな虫を突く様子など、見たことがなかったのです。
(ところで、)この文章を読んでいるあなたは、こう思われるかもしれません。
(実は)わたしが目指しているのは、田舎暮らしではなく、地方都市暮しなのです。
そして、あなたにお勧め出来るのも「地方都市暮し」です。
東温市は人口が3.3万人程度ですが、
大きな病院(愛媛大学病院)があり、
わたしの家からは歩いてコンビニに行け、ドラックストアもあります。
自転車に乗れば、
小さめのショッピングセンターにも行けます。
道もほとんどアスファルトですよ。
周りの自然、ゆったりとした時間の進み方が、
優しい膜となって自分の暮らしや自分の仕事を包み込み、
わたしがやるべきこと(仕事)を、
「鏡」(かがみ)のように映し出してくれると(今は)実感します。
意外に思われるかもしれませんが、東京時代より、地方に移住したあとのほうが、仕事にも精が出るようになったと感じます。
そういう意味では、
50代で地方に住み始めるのは悪くないと思います。
もちろん、いろいろと『制約』はあるでしょう。
お仕事をリモートに出来るかどうか。
お子さんがいる人は、学校の問題もあり、難しさが増すでしょう。
でも、もし、お仕事に差し支えがなく、
身軽に動ける立場なら、あとはあなたが『行動』を起こすだけです。
わたしが移住を決意した理由のひとつは単純明快。
もっと『シンプルに生きたい』と渇望したためです。
これまでの雑事、しがらみ、
何となく続けている習慣、何となく続けている人間関係、
それらを思い切って捨ててみることで、
あれやこれやに「気を遣いながら」
あれやこれやと「関係を保ちながら」
(仕事もして)(家庭の諸々もこなして)
時間に追われて過ごしていると、
人はあっという間に70歳くらいになってしまいます。
実利として(お金が増えることは)重要であり、またお金が増えると嬉しいものです。
しかし、
お金を増やすために
どんどんどんどん時間を費やし、
お金 8.5 時間 1.5 みたいな『アンバランス』な状態に気付いても、それはもう遅いわけです。
あなたの暮らしに変化をもたらすコツは?
仕事を変えること、住む場所を変えること、そして付き合う人を変えることです。
カテゴリ:その他・雑記