100年ライフプラン, わたしのFP修行

日本FP協会が好んで作るような夫婦・子ども2人のモデル世帯、ひな型的な考えにサヨナラと言おう

2023年7月13日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

ファイナンシャルプランナーの塚原哲さん
以前Facebookで、

危険と感じる機会が増えた『言葉』を挙げておられました。

 

それは、

・子ども
・配偶者
・結婚
・専業主婦
・ライフステージ

 

だそうです。

 

 

 

 

「えっ、どういうこと?」
とあなたは思われるかもしれません。

 

一度深呼吸してみましょう。

 

 

そもそも
ファイナンシャルプランニングとは?

 

ひとりの人間の、
「ワタシのお金、これからどうしよう?」

という計画の
全体図作りとその実践を指します。

 

きわめて『個人的な事柄』です。

 

それなのに、
サービス提供側がラクをしたいために、

 

ファイナンシャルプランニングの中で、

あなたを
安易な『ひな型』(役割)閉じ込めようとしているのです。

 

 

あなたはまず、
「あなた自身」であるのに・・。

 

 

 

 

 

例えば結婚していて、

子どもがいる
(子どもがいない)

パパやママ
(配偶者)として「あなた」を閉じ込めようとします。

 

また、結婚していない人も、
これまた別の『ひな型』で括ろうとします。

 

いわく、

「おひとりさま」とか、
「シングル」みたいな言い方で。

 

(はたまた、
結婚しておらず、お子さんがいる人(母親)を
「シングルマザー」というカテゴリーに括ろうともします)

 

 

『ひな型』よ、サヨナラ。

 

 

 

 

 

そもそも、
日本FP協会が好んで作るような、

ご夫婦・子ども2人の『世帯』は、
もはや日本でもっとも多数の世帯ではありません。

 

あっ、失礼。

「世帯」という言い方・考え方そのものが、
行政に都合の良い『管理体制』が作り上げた賜物ではないでしょうか。

 

 

『世帯』も、サヨナラ。

 

 

 

 

 

他方、
『ライフステージ』という言葉にも、

日本生命や明治安田生命のCMではないですが、

 

結婚して・子どもを作って・年老いて・・

 

というような、

 

紋切り型の『伝統パターン』を
いまだに使いまわしている感が滲み出ます。

 

もう一度、

『ひな型』よ、サヨナラ。

 

 

すべての人に共通なのは、

 

生まれて、死んでいくことであり、
いろいろあるけど、
生きるってお金がかかるよね。ということであり、
『ライフプランニング』の要諦は
そこを基軸に語られるべきでしょう。

 

 

人は属性で区分される前に、
「その人」自身で語られるべきなのです。

 

 

 

 

 

『個人』を基軸としたファイナンシャルプランニングを心掛ければ、

・住宅を買っても(買わなくても)よいし、

・キャリアのプロセスも
誰と比べるでもない、唯一無二のものでOKであるし、

 

・早期リタイアを目指しても、生涯現役でも、

・資産を増やして最終寄付をすることも、
生きているうちに使い切る方向に向かうのも、

 

どんな「道すじ」を思い描いても、
それぞれが、立派なひとつの『答え』になる。

 

私たちはすでにそういう時代に生きているわけです。

 

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