100年ライフプラン, NISA活用法

子どもさんの積立はゼロ歳から80歳まで?

2023年6月30日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

子どもさんの『積立投資』について、
しばしば質問を受けます。

まず今年限りの『ジュニアNISA』ですが、
5万円でも10万円でも、ファンドを買い付けておく意味はあります。

 

 



ジュニアNISAそのものは廃止されますが、今からジュニアNISA口座を開いておけば、

 

お子さんが18歳になる年の翌年(1月1日)から、
同口座は『シンNISA』に紐づけられるでしょうから、



ジュニアNISA既開設。
⇒ シンNISA口座を忘れる心配がない。というメリットがあるのです。

 

 

では、来年(2024年)以降は?

 

シンプルに『未成年口座(課税口座)』で積立をしましょう。

 

 

 

 

 

お子さんの積立投資の第一義は『教育資金準備のため』です。

 

学資のための投資は、
老後の生活費のための投資に比べて

「時間が短いため」「保守的に」が原則となります。

(何しろ資金が必要な「時期」が予め決まっているわけです。)

 

 

一例)
今年4歳の息子さん ・・ 15歳時(私立高校?)18歳時(大学)
今年7歳の娘さん  ・・ 15歳時(私立高校?)18歳時(大学)

 

上図を見ると、
思ったより「期間が短い」ことが分かります。

 

したがって教育資金は
「貯蓄」と「投資」のハイブリッドで準備したほうがよいでしょう。

 

 

また、つみたて投資にはめ込む投資信託も、
株式100%のファンドより
バランスファンドのほうがベターと考えます。

 

一例) 1/2  積立貯蓄 1/2 バランスファンド

 

 

 

 

 

次に、お子さんの積立投資の第二義は?

 

息の長い生涯投資の『入り口』作りです。

 

 

最近、お子さんの資産運用について
「どうすればよいですか?」と
ダイレクトに質問してくださる相談者さまが増えています。

 

まさに(親として)子供に「資産運用」を伝えたいという気持ちで溢れているのです。

これって素晴らしいこと!

 

 

ちょっと寄り道ですが、

わたしは『相続時』に
たくさんのお金をお子さんに残すのは賛成ではありません。

 

 

「魚を与えるのではなく、
魚の釣り方を教えてあげる。」

 

そのほうが、本人の為になると思いませんか?

 

 

そういう意味では、
子供さんがまだ小さいうちから、

資産運用に慣れ親しむ『レール』を
(親として)敷いてあげたほうが、

相続時にお金を遺すことよりよほど『意味』があると考えます。

 

 

 

 

以下、一例です)

今年7歳の娘さん 。

 

2023年 2034年 2035年 2045年
ジュニアNISAに入金 シンNISA開始 積立ずっと続けている?
未成年口座で積立開始 成人。新たなID、パスワードが付与され、本人が管理する口座(特定口座)に 特定口座でもファンド持ち続けている?

 

 

娘さんが成人したあと、

自身のお金で積立投資を続けているかどうかは分かりません。
でも、早く始めておいたほうが『習慣』になりやすいのは間違いないでしょう。

 

成人した時、

「未成年口座(特定口座)」では、
お子さん宛てに
新たなログインID、パスワードが発行されます。

 

 

 

 

もしかすると、ですが、

今年生まれたお子さんは、
「ゼロ歳」で積立投資開始(未成年口座)

「18歳」でシンNISAに移り、積立投資続ける?

シンNISA枠埋まったあとは・・?
また特定口座で積立継続

すると・・

(例えば)ゼロ歳から80歳までつみたて継続!なんてことも可能になるわけです。

 

 

〇 こんな記事も書いています。
ゼロ歳から69年間つみたて投資を続けた田中リカさん、その結果は・・?

カテゴリ:100年ライフプラン, NISA活用法

おすすめの記事