投資の発想法

投資金額はいくらにすれば良い? ← よくいただくご質問)

2023年2月27日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

投資を始めるには
さまざまなことを決定しなければなりません。

 

どのネット証券を窓口にするのか?

特定口座、シンNISA口座、イデコなど、
どの窓口を優先させるのか?

(もちろん「どのファンド」に投資を行うのかも重要。)

 

それから
「投資金額」をいくらにするのか?

 

 

 

 

 

〇 まずは10万円くらい投資するべき?

いや、せっかく投資を始めるのだから、

〇 預金に眠っているお金の
最低500万円は投資に回さなきゃ・・

とか、
いろいろ真面目に考えてしまいます。

 

マジメ?

はい。

 

 

例えば、

取りあえず
この5000円だけファンドを買ってみれば・・。

みたいな考え方は、

どこか軽薄な感じがして、
よろしくないよ。と、
それこそ真面目に判断してしまいがちです。

 

 

 

 

ところが
投資の実際では、

取りあえず
この5000円分だけファンドを買ってみよう・・。

という安直な?心積もりのほうが、
意外とうまく行ったりするものです。

 

 

 

いったい「いくら位」の投資金額が自分には適正なのだろうと、考えすぎないこと。
それを考え抜いても、万能な答えなどどこにもありません。

 

投資って、
バンジージャンプを飛ぶか、飛ばないかという

『究極のチョイス』ではないのです。

 

 

 

 

それよりは、

JR四ツ谷駅に着いて
そのまま中央線に乗り続けるか、
地下鉄丸の内線に乗り換えるか?

くらいのチョイスに過ぎません。←ホントです。

 

仮に丸の内線(投資)に乗り換えても、

どうにも居心地が悪く
「やっぱ止めにしよう。」と思ったら、

 

 

 

 

またいつでもJR(貯蓄)に戻ってこられるわけです。

 

 

 

投資金額はいくらにすれば良い?と、深刻に考えずに、

 

取りあえず、
あなたが投資できると思った金額が
あなたの投資金額だと思ってください。

 

1000円でもいいですし、100万円でも良いです。

 

この『取りあえず』という感覚がとても重要なのです。

 

 

 

なぜなら、

 

投資という行いは、
瞬間の行動ではなく、
積み重ねの行為であるためです。

 

 

まあ、仮に100円なら、
一回ぽっきり100円分ファンドを買うのではなく、

毎月100円ずつ
リスクがある投資信託などを買い続けていく=つみたて投資 と把握はしやすいと思います。

(積み立て貯蓄と、お金の入れ方は同じ。)

 

 

次に、
『100万円投資してもよい。』と仮に思ったとしても、

別に100万円を一度に投資する必然性はありません。

 

あなたがスイスに行きたくて、Swiss International Air Linesのウェブサイトで、
エコノミーの、窓際の、静かそうな席(しかも早期割引付)があと1席しかなければ、慌てたほうがよいかもしれません。

 

 

 

 

が、投資に関しては、
「慌てて」
「何かに急かされて」

大きなお金で一度に『リスク資産』を購入してしまうと、上手く行かないことのほうが(うまく行く場合より)何倍も多いのが実情です。

 

 

では、この100万円をどうすればよいの?

 

『取りあえず』・・の感覚を思い出してみてください。

 

 

『取りあえず』月1万円位、投資信託(リスク資産)を買い続けることに、「特別感」のようなものを感じなければ、

毎月1万円の積み立て投資に(わざと)しましょう。

すると、100ヶ月経つと100万円分の投資実行が完了します。

 

 

少し思い切って
「月5万円」の積立投資でも
日常の暮らしに支障がないと感じるなら、
毎月5万円×20ヶ月だけ積立投資を行いましょう。

 

 

 

 

取りあえず、
あなたが投資できると思った金額でやってみる。

投資を始める = ちょっと電車を乗り換えてみる、なのです(^^)

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