投資の発想法

あなたは『夜ぐっすり眠れる資産運用』を求めていますか?

2023年2月3日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

『個別カウンセリング』の準備作業のひとつに55の質問」があります。

 

その中の
第46番目の質問が以下です。

 

たとえ含み損でも50万円の損失を抱えたら、
夜眠れなくなると思いますか?
【思う・思わない】

 

 

どうでしょう?


あなたは夜ぐっすり眠れますか?

 

 

 

 

夜ぐっすり眠れない運用というのは、

運用の中身がどこか
自分にフィットしていない、ということ。

 

何かしら
心配事が生じるような運用は、
結局のところ『長続き』しないのではないでしょうか?

 

 

ここで注意しないといけないのは、

資産運用の中身は、
どの投資信託を買うのかのみで
決まるわけではないということ。

 

「どのファンドにする?」という選択の上部には必ず、
「どんな資産運用を行うの?」という、
運用のしかた = スタイルあってしかるべきなのです。

 

 

 

ここ、伝わっていますか?)

 

 

図式化するとこうです。

 

運用に対する【考え方】= スタイルの決定
     ↓
  投資信託の選択

 

ベクトルは「上」から「下」へ。

 

どのファンドを買うかは、
あなたのスタイルに合った商品を(最後)選ぶだけの話で、実は付録(ふろく)に過ぎません。

 

 

言い方を換えると、
投資信託というのは
資産運用の「材料」に過ぎず、

それをどう、あなたの【考え方】= スタイル上に載せるのか、そこが重要なのです。

 

 

 

 

 

 

だったらカンさん。
その【考え方】= スタイルっていったい何なの?

 

はい、
もうホント月並みで申し訳ないのですが、

 

 

〇 長期の時間スパンで
〇 投資対象を分散させ
〇 投資時期も分散させ
〇 低コストを心がける。

 

これに尽きると思います。

 

 

当クリニックでは上記を
『LDLメソッド』と呼んでいます。

 

L・・Long-term  長期
D・・Diversified  分散
L・・Low cost  低コスト 
※Dの分散の中に「積立」= 投資時期の分散が含まれます。

 

 

 

 

 

そして、
あなたが夜ぐっすり眠れるためには、

分散を施したその「資産配分」が、
あなたが許容できる「リスクの大きさ」内に収まっていることが重要でしょう。

 

 

投資の教科書の『第一章』に記されるべきこと。

 

それは、
引き受けるリスク(不確実性)を知り、それと付き合うあなたの覚悟(意思表明)なのです。

 

 

ココ、もっとも根底の部分であるがゆえに、
逆にもっとも理解されていない部分でもあります。

 

 

実は、

 

長期の時間スパン
投資対象を分散
投資時期を分散
低コストを心がける は、

 

投資のリスク(不確実性)を知り、それを計って、リスクと共存するための、投資家としての知恵の結晶でもあります。

 

それでは、おやすみなさい。

 

 

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