2023年新春、『マネーの鉄則』 10ヶ条!
2023年1月4日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
年初にあたり、
マネー全般に関する『骨太ポリシー』を整理しておきましょう。
【投資☆準備編】
あなたのお仕事は
人生における「最大の投資先」です。
あなたという身体、
あなたという感性は、
そのまま貴方の『人的資産』となります。
この『資産』を稼働させて、
あなたは毎月「給与」を得ているわけです。
したがってこの『人的資産』の特性を見極め、
いかに効率的に育てられるかで、人生の充実度が違ってきます。
〇 人的資産 ⇒ 不確実な労働市場に資産を注ぐ ⇒ リターンを享受。
根っこは同じですね。
よくよく考えてみますと、
お仕事を頑張らない「資産運用」など、
ガソリンが足りない「クルマ」を走らすようなもので、あまり意味がありません。
なぜなら、
お仕事からの「収入増」が期待できてはじめて、
「資産運用」に回す種銭も増やすことが出来るためです。← ココ、重要。
私たちはリスク軽減を目指し、
金融資産では「資産配分」を実践しています。
昔は『人的資産』ではそれが出来ませんでした。
が今では、
『ポートフォリオ』が組める時代です。
まずは本業の「お仕事」をアップデートするために、転職を検討してみましょう。
あっ、誤解がないように・・・。
「今すぐ仕事を換えましょう!」という意味では決してありません。
実際に転職エージェントなどに登録し、
外部から見たあなたへの評価と、
現職での評価を比較することに意味があると考えます。
マーケットにおける「評価額」を知っておくということです。
たとえ今すぐ転職の必要性を感じなくても、
5~10年内で、
「二つ目のキャリアとするなら何だろう?」と自問することにもつながるはず。
なぜなら変化が激しい時代、
「ずっと同じ仕事で20年は安泰!」というのは、格段に難しくなっているためです。
次に『副業』のお話です。
昨今は『副業OK』という会社も増えています。
そのためにも、
SNSを積極的に活用して、
自身を『アウトプット』してみましょう。
できれば、
会社の中に居る自分、
家族の中で役割を期待されている自分、から離れてみるのです。
例えば趣味やこだわりを
徹底的(かつマニアックに)深掘りするのもアリでしょう。
別の『キャラ』を楽しみながら演じて、
他者のために、
どんな有益なことが出来るかを考えてみるのです。
それをコツコツ継続する中で、
意外なマネタイズの道が開けることがあります。
『失敗しない為の副業選びのポイント5選!』↑↑
(大切なのは、遊び心、面白がる好奇心でしょう)
自分のアバターを育てる感覚で
人的資産を『複線化』していきましょう。
人は手元にお金があれば、
あるだけ使ってしまう生き物です。
ですので、毎月お金を残す確実な方法は、
財形やつみたて定期などの「天引き制度」の活用です。
※ わたしなどもう28年以上「つみたて定期」を続けています。
保険料にたくさんお金を支払うのは本末転倒です。
小さなお子さんがいる人のみ、
死亡保障を買う保険(収入保障保険)」が必要。
あと、クルマに乗るときの「自動車保険」ですね。
そもそも論ですが、
「ニーズ」と『道具』が合っておらず、お勧めしません。
マネー戦略の軸として、
「金融資産」を先に積み上げることを優先させませんか?
(家を買わない!という意味ではなく、
後から住宅資産を取得しても(人生は長いですから)全然OKですよという意です)
価値が逓減する可能性が高い資産(住宅)を、大きな借金をして無理に早く購入する必要はありません。
【投資☆本編】
株式、債券、不動産を問わず、
個別銘柄(単品)を選ぶより、
パック商品(投資信託)を利用したほうが、
〇 少額から売買が可能で
〇 かつリスク分散効果が見込めます。
資産の内訳を変更する、
投資資金を少し積み増す(あるいは減らす)、
また、
規則的な資産の『取り崩し』がしやすいなど、
投資信託は融通が利きやすいのがいちばんのメリットでしょう。
毎月のフローからの投資、
まとまったお金からの投資、いずれも、
自動引き落としによる「つみたて」をお勧めします。
つみたて投資は
投資実行における「心の迷い」を除去してくれます。
確実に(ゆっくりと)リスク資産が積み上げられ、あなた自身が徐々に投資のリスクに順応していくことになります。
また株式の投資信託に長期で積立投資を続けることで、インフレ率を上回るリターンが得られることを『歴史』は証明しています。
(株式は毎日値段が付き、売り買いの機会が保証されています。この『流動性が高い』というメリットはたいへん重要。)
税制優遇制度を活用します
iDeCo、つみたてNISAなど、
「税制優遇制度」を活用することでリターンの底上げを図ります。
来年2024年から「シンNISA」が始まりますが、つみたてNISAを実施している人は今年も変わらず積立投資をしましょう。
※本年は当ブログでも折に触れて「シンNISA制度」に言及してまいります。
「つみたて投資」を続けるあなたにとって、
マーケットがクラッシュを起こす、つまり「急落」「暴落」してくれることは、危機でも危険でもなく『チャンス』そのものであります。
同じ資産(投資信託)を、
格別に安く買える機会というものはそうそうないわけですから・・。
※ 私見になりますが、
手元に潤沢な安全資産がある場合、
米国のダウ平均、日経平均株価が高値から「3割」以上下がれば、毎月の「つみたて金額」を2倍、3倍にして果敢に買いを入れていく姿勢はアリと考えます。
インデックス投資はリスク分散に長け、
ムダな動きをしないため、自ずと低コストになる、とても合理的な投資スタイルです。
「人を出し抜く」投資ではなく、
「市場そのものの成長力」にお金を託す投資なのです。
昨今インデックスファンドの種類はかつてないほど多様になり、今年から投資を始められるあなたが正直・・と・て・も羨ましいです!!
最後に、長い資産運用の途上においては、
続けやすいベターを選ぶことが肝要。
理論的にベストな投資法にこだわり過ぎることなかれ・・。
今年も粛々と
マネーの鉄則を実行してまいりましょう!
カテゴリ:100年ライフプラン, わたしのFP修行