投資の発想法

大きな変化がある時こそ、あなたの投資方針(基本)に帰りましょう!(もことんさんの「投資スタイルの再確認」に学ぶ)

2022年12月13日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

下落相場は無慈悲に、突然やってきたりします。

前触れのない嵐のようなものです。

 

心地よい上昇気流を運んでくれるのも「ミスター・マーケット」なら、時に獰猛で移り気なトリックスターになるのも「ミスター・マーケット」の特質なのです。

 

 

 

 

あなたが慌てたからといって、
あなたが必死に(急落後の)対策を考えたからといって、

「ミスター・マーケット」が
それを考慮して、
行動を変えてくれるわけではありません。

 

 

米国市場は来年、『逆業績相場』が鮮明になり、
米国企業の「一株当たり利益」= EPSの低下が顕著になって、市場は大きく調整するのでは?という予想もあります。

 

市場が不安定な時こそ、

あなたは『虫の目』ではなく『鳥の目』に帰るべきでしょう。

 

 

 

 

そもそも、

「ワタシは何のために『投資』を行っているんだっけ?」という、一丁目一番地に戻ってみるのです。

 

もことんさんのように。

 

??

 

 

もことんのインデックス投資と節約術
投資スタイルの再確認

 

上記記事のように、

『鳥の目』を持って、B5の紙に書けるくらいの、
シンプルな投資方針を、
箇条書きで良いので(あなたも)書いてみましょう。

 

 

〇 投資の目的・・
〇 投資のスタイル
〇 資産の配分は?
〇 毎月のつみたて金額は?

 

 

「こんな感じでワタシは投資がしたいのです」という基本方針【こころ定め】は、あなたが自身が決めないと、

他にやってくれる人はいません・・。

 

 

 

 

あっ、お気持ちは分かりますよ。

2022年12月13日時点の
あなたの最大の関心事は、

NISA制度の『大改正』が、
いったいどんな内容に落ち着くのか?ということでしょう。

 

わたしだって気になります。

 

 

日経新聞の記事
NISA投資枠が年360万円に拡大、貯蓄からシフト加速

 

 

※ご注意 あくまで12月13日時点の観測記事です。
まだ確定ではありません。

 

 

こういうリーク記事が出てくると、

 

・すげぇーNISA!
iDeCoはもう掛金積まないほうが良くない?
・もうなるだけNISAに全力資金投入でいこう!

 

みたいに、
『反射的に反応』してしまう人が出てきます。

 

マーケットの変化が激しい時、
制度や投資信託商品の変化が激しい時、

私たちはどうしても「虫の目」になりがちなのです。

 

 

 

 

大きな変化につられて『反射的』に行動してしまうと、自身の「投資方針」が崩れてしまうことになりかねません。

 

誤解を恐れずに言えば、

iDeCoやNISAという『税制優遇の口座』は、
投資のスタイルではなく、

あくまで自分の投資方針を実現するための『便利な箱』にすぎません。

 

あなたの、

 

〇 投資目的・・
〇 投資スタイル
〇 資産の配分は?
〇 毎月のつみたて金額は?

 

という「骨太指針」がまずありき、ですよね?

 

 

 

 

その『壮大な青写真』の下に、

じゃあ毎月5万円「つみたて投資」続けるなら、

 

特定口座よりは、
まずはつみたてNISAの口座を優先して積立!
みたいな、
戦術(スタイルから落とし込んだ実際の実務内容)が生まれるわけです。

 

 

投資のスタイル【戦略】

   ↓

どのファンド? どの窓口?という【戦術】へ

 

 

 

 

 

逆に戦術が「頂点」に来たりすると、

「とにかく運用管理費用がいちばん安いインデックスファンドを積み立てよう!」とか、考え方がヘンな方向に迷い込んでしまう恐れがあります。

 

 

『NISA』とにかく『NISA』!で、
そのあとに、
『投資の方針』が付いてくるわけではないのです。

 

 

あくまで、
自分に合った、
自分が長く守れそうな、おおまかな投資の方針を固めることが大事。

これこそ、資産運用の一丁目一番地なのです。

 

もう一度、
もことんさんの『投資スタイルの再確認』の記事を読んでみてください。

 

 


読みましたか?

(1分30秒で読めますよ)

 

 

NISAも、iDeCoもひと言も書いていません。

 

『骨太の方針』ですから、それで良いのです。

 

あなたも一度「B5の紙」に、箇条書きでよいので、『世界でいちばんシンプルな投資方針』を書いてみましょう。

そして冷蔵庫の側面に貼っておくのです(^^)

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