100年ライフプラン

55歳。何だかソワソワしてくる。その理由とは?

2022年12月5日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

わたしは来年55歳になります。

時々考えるのです。

 

もしも人生の長さが
『12ヶ月』だとしたら、
「わたしは今、何月何日にいるのだろうか?」と。

 

 

人生100年の感覚でいえば、
『まだ、8月1日くらいでは?』と
思われるかもしれません。

 

 

しかし、

心身とも健康で(そこそこ)動ける!
という感覚でいうと、

わたしはもう、
10月28日くらいに来ていると思うのです。

 

 

 

 

 

「お金」と「時間」の関係でいえば、

『まだまだ お金 < 時間 だよ。』

という感覚でいる55歳の人がいるかもしれません。

(が、)それはちょっと危ういかも、です。

 

心身ともに健康で(そこそこ)動ける!
という『時間』
言うほど長くはないかもしれません。

いわゆる「健康寿命の長さ」です。

 

 

仮にあなたが65歳でリタイアするとして、

 

あなたが保有する、
「会社員」としての資産の価値と、
「個人」として保有する金融資産の価値を、
比べてみたことがありますか?

 

 

「ワタシはまだまだ稼げる・・」
と思ってはみるものの、

 

実は『55歳』のあなたの「人的資産」
言うほど多くは残されていません。

 

 

 

 

 

すでに「金融資産」のほうが大きくなっているはず。

 

仮に65歳でリタイアすると、

いわゆる経済的な側面で云うところの「人的資産」は・・・、

ゼロ になります。

 

 

 

あっ、ココ驚くところではありません。

 

誰もが人生の中で
いつかは『人的資産ゼロ』の時を迎えるのです。

 

「でも、何とかなる。
金融資産があるじゃない!」

と思えるようになることが、
理想的な『バトンタッチ』なのでしょう。

 

 

あなたがおギャーと生まれて、
ポテっと死ぬまでの間の、

【お金の流れ】をシンプルに記せば、

 

「人的資産(働かす)」→「定期的収入」→
「貯蓄・投資」→「金融資産(積み上げ)」
という『流れ』になります。

 

 

そして、

 

「金融資産」→ 取り崩し → 有意義に使う。

 

という作業が(向こうで)待っているのです。

 

 

 

 

年齢を重ねるにつれ、
少しずつ
「金融資産」を積み上げることが出来れば、

「人的資産」がやがて摩耗し、
ゼロに帰することになっても、
『生活』していくことは出来る・・。

 

そのために、
個人の資産運用は存在すると云っても過言ではありません。

 

 

 

 

 

今はもう、
彼方にありますが、

28歳くらいの頃は、
「人的資産」がどんどん大きくなる時期で、

あなたは仕事に対して
大いなる可能性を感じていました。

 

でも、「金融資産」はわずかしか持っていなかったわけです。
(それが普通なのです・・)

 

 

55歳の声を聞くということは?
人的資産から
金融資産への『バトンタッチ』
円滑に成し遂げる必要があるということ。

 

 

 

 

ですのでこの時期(55歳)になると、
あなたもわたしも、
どこか「ソワソワ」してくるのです。

(なぜなら『大切な転換期』ですから。)

 

 

あっ、この文章を読んでいる28歳のあなたへ。

矛盾することを言うようですが、

あなたの年齢で
「金融資産」の積み上げに
あまり熱心になり過ぎてはいけません。

 

誤解を恐れずに言いますと、

今(28歳)は「人的資産」の増大に努める時です。

 

 

「人的資産」を一挙に高めることが出来る時期(時間)というのは、言うほど多くはないのです。

 

 

そこに注力することで、

「人的資産(働かす)」→「定期的収入」→
「貯蓄・投資」→「金融資産(積み上げ)」

という『流れ』の中で、

自然と「金融資産」の積み上げも出来るようになります。

 

55歳は、山を上りながらも(気持ちの中では)下りの準備を始める時なのです(^^)

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