つみたて投資

あなたはお肉を買う時、量(グラム数)で買っていませんか。投資信託も、数量(口数)を購入していると自覚しましょう

2022年11月19日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

寒くなると、
内燃エネルギーが必要です。

明日は精肉店に行って、
美味しいお肉でも買ってみませんか?

 

 

 

 

『和牛』霜降り
「100グラム 800円」と表示があります。

 

 

こういう店ではふつう、

「すみません、和牛霜降りを200グラムください。」とか言いますね。

 

お肉の量(グラム数)を指定するのです。

 

お肉は金額ベースで「いくら」買ったかより、
どのくらいの量(グラム数)を購入したかが重要です。

 

これ、
「積立投資」も同じではないでしょうか。

 

 

文字通り『定時・定額』でファンドを買っていくのが積立投資ですが、

継続的にファンドを買い続けるため、
毎回毎回、ファンドを買うたびに、
ファンドの値段はもう『バラバラ』になります。

 

 

 

 

半年も1年も、
ファンド価格が上昇する中で積立投資する場合もあれば、

半年1年と、
ファンド価格が下落する中で
積立投資を続けるケースも稀にあります。

 

そのうち毎回毎回投資信託を
「いくらの値段で」買ったかなんて、覚えられなくなります。

 

この、
『覚えられない状態』を作れるのが(実は)積立投資の利点なのです。

 

 

積立投資の途上ではどのみち、
ファンド価格は何度も何度も上がったり下がったりするため、

『価格がいくらか?』は大して重要ではなくなります。

 

加えて言えば、

15年(180ヶ月)とか20年(240ヶ月)のファンド継続購入(=積立投資)であるわけですから、

 

長~いスパンで鑑みると、

積立投資を始めて
30ヶ月や40ヶ月の時点で、

投資そのものの損益が、
プラスなのか、マイナスなのかに【ほとんど意味はありません。】

 

 

スマホのアプリで、積立投資の損益をいちいち点検するのは、本質的な行為から遠くはなれた『意味のない行い』といえるでしょう。

 

 

それより、
こちらのゆーさんのツイートのように、
毎回の『買付数量』、そしてトータルの『保有数量』を記録しておくことのほうがよほど重要です。

 

 

 

積立投資では、
投資信託を「どのくらいの量(口数)」買っているかが大事なのです!

 

執拗に繰り返しますよ・・(笑)

 

積立投資では、
価格の積み重ねをしているのではなく、
量(口数)の蓄積を行っているのです。

 

 

ファンド価格はみずもの。

短期的には
不規則なアップダウンを繰り返します。

 

が、
毎回毎回積立のたびに
獲得した数量(口数)は、
売らない限り、決して減じることはありません。

 

 

 

 

先ほどのゆーさんのツイートのように、

積立は、
『買付数量』(口数)を積んでいく投資のことなのです。

毎月毎月の愚直な積み重ねです。

 

いっぽう、投資信託の価格は、
5年、10年超の長~いスパンで、
(最初より)ちょっと上昇していればそれでOK.くらいに割り切りましょう。

つまり価格のほうは
長い時間スパンで
「点」として稀に観測(確認)するだけ。

 

 

15年(180ヶ月)とか、
本当に長~いファンドの継続購入をこなせば、

 

あれ?
15年経って、ファンド価格は大して上昇していないのに、なんでワタシの積立投資の成績がプラス100%とかになっているの?

 

 

あっ、そっか。

 

【累積の買付数量 = 保有総口数】×【最新のファンド価格】が、

ワタシの投資の評価額になるから、ワタシの場合、数量(口数)で今まで稼いできたんだ!

 

ということが実感できるはずです。

 

さあ、今日からあなたも積立投資の『買付数量』『保有数量』をスマホにメモしておきましょう。

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