100年ライフプラン, 確定拠出年金(iDeCo・企業型)

じんぐうもりさん、頑張れ!

2022年10月11日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

まずはじんぐうもりさんのツイートから。

 

 

じんぐうもりさん、お気持ち痛いほど分かります。

 

 

わたしもパートナーに
「つみたて投資」を始めてもらうまで
10年かかりましたから(^^;

 

今、パートナーの人の
楽天証券口座開設までこぎつけたわけですから、

これはじんぐうもりさんご本人が思われるより、
ずっと「大きな一歩」だと思います。

 

 

 

 

わたしが行っているカウンセリングでは、

 

パートナーの一方は投資に興味アリ、
もういっぽうは全然なし・・。

 

というケースはしばしば見受けられます。

 

 

パートナーも『投資』をしてくれれば、

 

「入金力が二馬力になって、
家庭全体でお金の増え方がぜんぜん違ってくるのに・・」

 

と想うお気持ちが
ひしひし伝わってくるケースもあります。

 

でも、です。

 

焦りは、

禁物です。

 

 

 

 

この、
「パートナーにもつみたて投資始めて欲しいなぁ・・」というお気持ちは、あくまで『あなた目線』です。

 

もしかするとパートナーは
まったく違う景色を見ているかもしれません。

 

投資に限らず、
「ファースト・インプレッション」って大事ですね。

 

 

「投資」に対するイメージで、
・危なそう
・わたしが近づくものではない
・自分のお金がマイナスになるのは嫌だ
・額に汗しないのにお金が増えるなんて怪しい・・etc
という
「ファースト・インプレッション」を持っている人は、
日本全国で5000万人以上はいるでしょうw

 

 

まずは、

人が何かに興味を持つ、
そして行動する経緯を想像してみましょう。

あなたは、
パートナーに投資に興味を持ってほしいと願う前に、あなた自身を『客観化』してみるのです。

 

仮に、です。

パートナーが『登山』が好きな人で
あなたはまったく『登山』に興味がなくて、

パートナーがあなたの手を引いて急に
「一緒に山に行こうよ!」と誘っただけで、

朝早くからリュックを背負ってJR中央本線の電車に乗ったりしますか?

 

しないですよね。

 

(だから)慌てない・・。

 

 

 

 

パートナーに(投資に)興味を持ってもらうためには、
まずパートナーの気持ちに寄り添うことが重要。

 

その、お気持ちの「変化」を気長に待てますか?

 

この『取り組み』にはズバリ
数年~5年くらいの時間がかかると思ってください!

 

・すぐに分かってもらおうとしない。
・ごり押しをしないこと。

ここからは「作戦名」を明示しながらお話しましょう。

 

 

〇 個人向け国債10年物を勧めてみる作戦

 

じんぐうもりさんの例でいえば、
パートナーは「金利」に興味を持たれているわけですから、

楽天証券で
「個人向け国債10年物」を勧めてみるのはアリかもしれません。

 

 

ここには、
銀行預金以外の「金融商品」を買ってみることに慣れる。という意味合いがあります。

 

何しろ国債ですし、
1年以上持てば(途中解約でも)元本割れしませんし、

1万円程度から始めてもらえれば、これも立派な一歩前進。

 

 

 

 

〇 たまに、「つみたて投資やっているよ」アピール作戦

 

まず、
あなた自身が(たまに)

「つみたて投資やってるよ」

「今こんな感じなんだ」

「原油の値段が下がって、急にこの投資信託の価格が上がったよ」

みたいなことを、


何気なく、

何かの話の「ついで」にぼそぼそと、
2、3分くらい話してみてください。

(※ あまり熱心に話さないように!)

 

 

〇 半年に一回、超かんたん(勝手に)運用報告作戦

 

晩ご飯のあとの
ちょっとしたすき間時間に、

あなたの運用の経過報告をする。
(これ、5分くらいでいいです)

半年に1回くらいでいいので、「ざっくり」「おおまか」に。

 

 

 

例えば、
損失が発生していた6ヶ月については、
さらりと「なんかマイナスになってたみたい。」と呟きましょう。

利益が発生していた6ヶ月については?

こちらもさらりと
「なんか12万円くらいプラスになってたみたい。」と呟くのです。

 

そしてもし、
あなたが積み立てている投資信託について何か聞かれたら、あるいは成績の詳細について何か聞かれたら、

ぼそっと答えてあげてください。
(※ 決して熱く語ったりしないように!)

 

パートナーは
あなたの日常を知っていますから、

 

投資をしているのに
別に忙しそうにはしていない、
根を詰めている様子もないということに気づくはずです。← ココ、重要。

 

 

つまり、放ったらかし投資の『実態』は
あなたの毎日の過ごし方で自然と理解されるはず。

 

3ヶ月に1回くらい、

「ほんとにシンプルなのよ。長ーい目で見て分散するだけだし。」

「ズボラなわたしでも、出来てるくらいなんだから・・」

と(何かのついでに)呟いてみましょう。

 

 

 

 

 

〇 iDeCo(イデコ)電撃作戦

 

じんぐうもりさんのように
「NISA」から攻めるのもよいのですが、

もしもパートナーがお仕事をお持ちなら、
わたしのお勧めはiDeCo(イデコ)です。

 

パートナーに(何かの話のついでに、)

 

節税になるしくみがあるんだ。」と呟いてみるのです。

 

 

決して投資とか、つみたて投資とか、投資信託とか、運用とか、そういうワードは用いないこと。

(『ふるさと納税』に興味があるパートナーなら、期待「大」かも。)

 

シンプルに、
節税になって、

「iDeCoの口座」を開いても、
購入する金融商品は、定期預金でもOKなんだ。

最低月5,000円から始められるから。と呟きます。

 

iDeCoではとにかく『口座』を開いてもらうことが大事です。
(最初は「定期預金」でよいのです)

 

 

 

 

iDeCoの口座開設後、
価格変動することや、
投資信託に対して少しずつ理解が深まってくれば、

 

定期預金の一部を
「投資信託」に預け替える、
あるいは毎月の掛け金の一部を「投資信託」に切り換えることを提案してみましょう。

 

 

でも、それもiDeCoを始めて、半年とか1年以上経ってから。

『万一イヤになったら、また定期預金に戻せばいいから』というひと言も忘れずに・・。

 

 

ともかく重要なポイントは、
パートナーが自ら「やりたい」という気持ちになってもらうため、
あなたには、
数年~5年くらいの『中期のスパン』
つみたて投資を勧めると肝に銘じていただきたいのです。

 

じんぐうもりさん、

パートナーと晩ごはんの最中に
投資のことを何気に話し合える状況を「目標」に頑張りましょう!

カテゴリ:100年ライフプラン, 確定拠出年金(iDeCo・企業型)

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