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世の中の見方を変えてくれた書籍、橘玲さんの『残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法』

2022年9月29日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

おそらく、
わたしがもっとも影響を受けている本の一つです。
(※でも投資の本ではありません。)

 

複雑怪奇な人間関係、
しがらみが多い『政治空間』を捨てて、
『マーケット空間』で生きて良いのだと、
この「本」に背中を押してもらいました。

 

今でも感謝しています。

 

 

 

 

・別に友だちが少なくてもいいんだ。
・NOと言ってもいいんだ。
・違う場所に行ってもいいんだ。と腹落ちした時に、

とても気持ちがラクになったのを今でも憶えています。

 

本書は
人が生きていく『空間』について、
独自の視点を提示します。

 

かつては、

〇 家族(= 愛情空間)
〇 友人(= 友情空間)

〇 知り合い、
会社の仲間、上司など(= 政治空間)は、

生きていく上で
欠くことができない
『絶対的な人間関係』でした。

 

 

 

 

この絶対的で
色濃い空間は、
とても頼りになり、また深い趣きを有するものですが、

その反面、
息苦しさも感じ、

事がうまく運ばないと、
もう逃げ場がなくなり、
逆に『悩みの根源』になってしまったりします。

 

※特に「政治空間」上の、
人間関係の悩みは、
まるで雑草みたいに
抜いても抜いても(また)生えてくる類のものですよね。

 

 

でも、冷静に考えてみますと、
別に、

・愛情空間
・友情空間
・政治空間 だけが、

全てではありません・・。

 

私たちの周りには
広大な『マーケット空間』が広がっています。

 

ひとつ具体例を。

わたしの場合は、
東京という環境が
まさに『マーケット空間』でした。

 

地方から東京に出て来て
12年居住しましたが、

家族のしがらみから
自由になりたいために
「住む場所」を変わった側面もあります。

(そしてビジネスでことを成すために移り住んだ面もあります)

 

 

 

 

東京は移り住んだ町ですから、
昔からの友人はひとりもいませんでした。

が、
東京はまこと「自由な空間」で、
挑もうとする人を拒みません。

わたしにはとても懐が深い都市でした。

 

(今は地方に住んでいますが、)
ネット社会の急速な発達のおかげでなんとかやっています。

 

 

そもそも『マーケット空間』で生きるとは
どういうことなのか?

 

地縁や血縁に頼るのではなく、自身の強みと自身の特性を、マーケット空間(市場空間)の中で見極め、
自分なりの『立ち位置』を築きながら、

多数のまだ見ぬ人たちと、
ゆるくつながる『空間』のことを指します。

 

そこでは、

あなたの過去や
コンプレックスや
苦しみ・挫折などは、一顧だにされません。

 

そこは、

ビジネス上の利害や
共通の趣味などで、
「ゆるく」つながる空間だからです。

 

もちろん、
『利』を競うという厳しい面もありますが、何より『自由さ』があります。そこはフラットで公平なのです。

 

 

 

 

『残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法』が明示するのは、

 

・今の「人間関係」に固執する必要はない
(場所を変えても、それなりにやっていけるよ)
・人との「付き合い」
金科玉条のように捉える必要もない
(密な関係がなくても、それなりにやっていけるよ)

 

ということなのです。

 

 

あっ、わたしにとっては勿論、
『会社』も ×× でした(笑)

会社という「政治空間」で
思い悩んだからこそ、
独立したようなものですから(汗)

 

今、あなたが従事している『仕事』を想起してみましょう。

日本は転職率が低いために、
労働環境が悪くても
我慢して同じ職場に居てしまう人が多いのですが、

 

 

・どんな仕事を選んで、
・どんな人たちと付き合って、
・どんなふうに毎日を過ごすかという
【方向性の決定】こそが『生きる』ことそのものと捉えれば、

 

 

・苦になるストレスフルな仕事をなるだけ避け、
・苦になるばかりの人たちをなるだけ避け、
・苦になる・しんどい毎日をなるだけ避けるというのは、

人生で、とてつもなく大切なことだとわたしは思います。

 

 

もしも「その場所」が、
ストレス過剰で、
楽しさや喜びをほとんど感じることが出来ないなら、

 

労働市場という『マーケット空間』に飛び込んでみる。
=転職エージェントに登録して、転職活動をしてみる。

 

なぜなら、
あなたには「空間」を移る権利があるからです。

 

 

 

 

【せっかく今までこの方向で
やってきたのに!】

【今までの人間関係や種蒔きが、ゼロになってもいいの?】

そんな無言の圧力も聞こえてきそうですが・・。

 

ヒトは
同じ「乗り物」に乗っている時間が長くなればなるほど、

ほかの「乗り物」に乗るのが
億劫になってしまうものです。

 

これからどんな方向に行こうが、
ほかの「乗り物」に乗り換えようが、

あなたの本質
変わることはないのです。

 

逆に場所を移動することで、
付き合う人を変えることで、

あなたの『本質』がより研ぎ澄まされ、意外な一面が発露してくることもあるのでは・・。

 

 

 

 

〇 家族とソリが合わない。
〇 仕事で悩んでいる。
〇(会社における)
人間関係で行き詰っている。

こういうことって
ホントに普遍的な【お悩み】です。

 

でも思い切って、

愛情空間
友情空間
政治空間 を小さく丸めてしまい、

 

家族と、
今の仕事と、
今の人間関係と、

もっともっと
『距離』を取ってしまっても別に構わないわけです。

 

 

 

 

(そういう行動を取れば、)
最初、周りの人は驚くかもしれませんが、

 

あなたが思うほど周りの人は
あなたばかりを気にして生きているわけではなく、
(行動してしまえば、)案外それがまた『日常』になってしまうのです。←ホントです(経験者談)

 

 

自分本意に、
もっとわがままに・・。

 

自分が合う人と進んで付き合う、
合わない人とは付き合わない、
誰とつながっていくか、つながらないかを、何度も何度も不規則に取捨選択する・・

それが『マーケット空間』であり、

世の中は、さまざまな形の「マーケット空間」で溢れていることを、わたしは本書を通じて学びました。

 

『旅するお金の専門家』として、
わたしは今後も居を移し続けるでしょうが、
この「本」だけは持っていくつもりです。

 

 

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