iDeCoは投資信託を先に決めて、窓口(金融機関)を逆指しする?
2022年8月19日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
少しだけ昔の話を・・。
まだiDeCo(イデコ)という名前がなかった時です。
「個人型の確定拠出年金」は
とても堅苦しくて『年金制度』の部分ばかりが強調されていました。
投資信託を積み立てる(=投資)部分の情報が欠けていたように思います。
iDeCoは
(つみたてNISAに負けず劣らず)
『制約』が多いのですが、
「金融機関ごとで」
「取り扱われている投資信託がまるで違う」という点でしょう。
iDeCoの落とし穴は、金融機関ごとに買える投資信託が違うところ。買う投資信託を決めてから、金融機関を選ぶという順番がいいかも。自分が買いたい投資信託をどの金融機関で取り扱っているかは、iDeCoナビで調べよう。リンクはリプ欄に。
— しゅんたろう@金融リテラシー (@shuntarotsu) August 16, 2022
しゅんたろうさんの上記ツイートの通り、
具体的な「投資信託」を主人公に置いて、
このファンドは、
iDeCoの「どの金融機関で」取り扱われているか?を調べてみる。
この「発想」は意外と重要・・。
iDeCoの金融機関を『逆指し』するパターンですね。
iDeCoナビの
『運用管理費用(信託報酬)で比較』のページを開いてみましょう。
(検索窓から投資対象を絞り込むことも出来ます)
例えば一番上に
「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」が出ているので、
ここをクリックしてみます。
すると、
この商品の取扱い金融機関が出てきました。
画像元:iDeCoナビ
なぜ、このような「逆検索」が有用なのでしょうか。
それは
iDeCoをやっている人の多くは、
iDeCoのみで投資信託を積み立てているわけではないためです。
例えばこんな具体例。
あのさー、出来れば、
つみたてNISAで積み立てている「Cファンド」と揃えて、
iDeCoでも同じ「Cファンド」を買い付けたいなぁ。
こういう希望はとっても自然なことです。
特定口座や
企業型DCで保有する「ファンド群」とのバランスの中で、iDeCoの「つみたて商品」は存在するわけで・・。
そういう意味で(iDeCoの中で、)
この「Cファンド」は、
どの金融機関なら取り扱っているの?と思考することは、まさに『ユーザー』の潜在ニーズなのです。
上例の続きで言えば、
特定口座でも、
つみたてNISAでも
iDeCoでも
「Cファンド」を同じように保有できれば、
資産管理そのものがシンプル化され、
大局的に自身の『資産配分』が把握しやすくなる利点があります。
シンプルさにこだわるのは、
忙しい暮らしの中で
優先すべきところに「時間」と「エネルギー」を回す、あなた自身の知恵なのです。
iDeCoナビ、ぜひ使ってみてください!
カテゴリ:確定拠出年金(iDeCo・企業型)