お金の摩訶不思議

昔は「ITおたく」と「ガツガツ投資家」が居ましたが、今はみんなフツーの人になりました

2022年8月9日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

わたしは文系人間で、
機械とかITに詳しいわけではありません。

昔むかし、
『ウィンドウズ95』が発売されたときに、

テレビのニュース映像が、

真夜中に量販店の前で行列を作って、
何だか得体の知れない「ソフト」を購入する人たちを映し出していました。

 

 

「オタクっぽい人たちやなぁ・・」

 

とわたしは思ったものです。← 当時パソコンにまったく興味がなかった。

(ウィンドウズ95現象は1995年のこと。)

 

 

パソコン好きな人って
いわゆる「コンピュータおたく」で、

その方面の話を
IT関連の専門用語を駆使しながら、

まるで今日のお天気に触れるみたいに
2時間くらい喋り続けられるイメージの人です。

(あくまで1990年代までの↑ステレオタイプな印象です)

 

あれから時は移ろい、
時代はすっかり変わりました。

 

今ではじーじ、ばーばも「スマホ」を操り、

インターネットは
シニア層、学生、ビジネスの現場を問わず、社会にあまねく普及しています。

 

もう誰も、
『メモリ』の話をしたからといって
あなたのことを「ITオタク」だと思ったりはしません。

 

 

 

 

翻って投資です・・。

 

日本人にとって
投資は全く「新しい分野」でした。

 

それを初期の頃に興味を持って、
体験してみる人って、
明らかにパイオニア層(開拓層)です。

 

この人たちは感度が高く、
少しマニアックで
果敢にサービスを利用してみせます。

(つまりは『リスク』を厭わない人なのです)

 

 

 

目はギラギラ、
情報の察知能力が高く、
フットワークも軽い
「ガツガツ投資家層」とでも云いましょうか。

こういう人は
人に先んじて行動することに喜びを見出すタイプ。

 

周りから見ると、

「特別な才能がある」
「特別やる気を持っているよ」という雰囲気を(自然と)醸し出してしまうのです。

 

ガツガツ系の人たちを
フツーの人が見れば、

あーあ、やっぱ投資って、

 

・自分とはまったく違う世界の中で
・特別な才能を持った人たちが行うコトなのね。

 

と思ってしまいがちになります。

 

 

 

 

彼ら/彼女らはその方面の話を、
専門用語を駆使して、

まるで今日のお天気を話題にするみたいに、
2時間くらい喋り続けられるものです。

 

が、やがて時は移ろいます。

時代はあっという間に進みました。

 

 

今では多くの会社員が確定拠出年金を通じて、
ふつうにリスク資産(投資信託)を積み立てています。
金融庁がつみたてNISAを創設して、
低コストの投資信託がじわりじわりとフツーの生活者にも情報として伝わり始めています。

 

投資は
シニア層、学生、ビジネスパーソンを問わず、
広く社会に浸透し始めているのです。

 

もはや「ITおたく」も「ガツガツ投資家」も死語になりかけています。

それは良いことなのです。

カテゴリ:お金の摩訶不思議

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