金融教育家、塚本俊太郎さんのこと
2022年6月30日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
出口治明さんの著書
「還暦からの底力(歴史・人・旅に学ぶ生き方)」を読むと、
高齢者の生きる意味は
「次の世代のために働くこと」と喝破されています。
素晴らしいですね。
そして、
別に高齢者でなくても、
「人」として高みを目指すのであれば、
仕事上の「名声」を得ることでもなく、
『人』を遺すことを目指す・・。
これが出来れば、本当に素晴らしいと思います。
次の世代(若い人たち)に対して
実際に素晴らしい活動をされている人がいます。
塚本俊太郎さん(しゅんたろうさん)です。
塚本さんは『金融教育家』としてこの4月から活動を始められています。
(以前は金融庁で金融教育担当をされていました)
サイトをご覧いただくとお分かりの通り、
華麗な経歴をお持ちの方なのですが、
おそらく
「自分がやるべきこと、やりたいこと」を悟られ、転身を遂げられたのだとわたしは思います。
そして塚本さんといえば
「ツイッター」です。
もう毎日更新されていて、
ツイッター上で
さまざまな質問に答えられたり、
140文字の中で
的確なメッセージを発信されています。
たとえば・・
投資はギャンブルと思ってる?投資の平均値はプラス、ギャンブルの平均値はマイナス。投資は経済活動にお金を出すことで長期で利益が得られる。ギャンブルは負けた人の資金が勝った人に移動するだけ、手数料分だけマイナスになる。中央競馬の手数料は25%、宝くじは50%。投資とギャンブルは違います。
— しゅんたろう@金融リテラシー (@shuntarotsu) May 30, 2022
あるいは、広くライフプランという観点から、
こんな呟きも駆使されています。
外国株式(7.2%)以上のリターンを求めるのは、やめた方がいい。投資でそれ以上儲けることを考えるよりも、支出削減するとか、副業するとか、本業に関わるスキルアップするとかに時間を使った方が効果が高いと思う。そこで得られた資金で、投資額を増やすというのもいいと思います。
— しゅんたろう@金融リテラシー (@shuntarotsu) June 9, 2022
資産運用業界で華麗な経歴を経た人が、
「金融教育」、
つまりは
次世代(人)を育てることに注力される姿に、わたしは志の高さを感じます。
わたし自身も健康に留意し、
もし70歳になっても知的活動がまだ行えるなら、
次の世代(若い人たち)のために、
お金の教育的な仕事をしてみたいと最近思うようになりました。
お金を、暮らしの中でどう位置付け、
どう生かしていくかという、
「根本部分の考え方」
そしてそれをどのように「伝えるのか」に関心が芽生えつつあります。
考えてみますと
あと16年でホントに70歳になるのですね。
シンジラレナイ。
カテゴリ:わたしのFP修行