金融機関にモノ申す

楽天証券(2022年1月~5月)新規口座開設者に占める女性の割合が48%に!

2022年6月23日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

 

今日は前振りが長いです・・。

 

 

舞台は?

 

東京都港区芝浦です。

 

スーパーマーケットの「ハナマサ」のレジ前には、いつものように多くの人が並んでいました。
(4年前の「夏」のこと。)

 

わたしもその一人として何気に佇んでいたのですが、
そのうちFoorinが歌う「パプリカ」が店内に流れ出し、

「ああ、パプリカか」と
最初思ったのですが、

 

しばらくすると、
店の中にいた小学生の女の子や男の子が、
―ちょうど夏休み時分でした―

野球の3塁コーチが
味方チームに「サイン」を出すみたいに、

歌に合わせてパプリカの『振り付け』を始めたのです。

 

 

 

周りのオトナには目もくれず、
この「歌」が流れれば、
この「振り付け」で応えるのが当たり前というように、

あちらでもこちらでも
何人もの小学生が一斉に合わせながら、

「パプリカ」で、
小さく踊っているのです。

 

 

 

 

それはとても不思議な光景でした。

と同時に、
この歌が持つパワーに圧倒されたのを覚えています。

 

 

今度は、ちょっと喜ばしくない『不思議な光景』。

 

資産運用業界では
長く不思議な景色が広がっていました。

 

Men(男たち)がドミネントする世界です。

 

 

この界隈では男性が、
役職も運用の仕事も企画も販売そのものも牛耳っているかのようで、

また株式や投資信託を購入する『顧客』も、
なぜかMen(男たち)が多数を占めてきたのです。

 

不思議な光景、です。

 

 

 

 

お金を持つのは男女共通。
お金を使うのも男女共通。

そしてお金を増やすことに関心を持つのも男女共通のはずです・・。

 

どちらかというと、
収入の中でコツコツ貯蓄を続けるその持続率、

あるいは収入に占める貯蓄の割合(貯蓄率)でいえば、
男性より女性のほうが長けていると感じるくらいです。

 

 

証券会社の『口座開設者』の割合が、
長らく、
本当に長らく、
男性のほうが女性より高かったのですが、

 

もしかすると、
この界隈もフツーの色に塗り直されるかもしれません。

 

6月20日に楽天証券が
こちらのリリースで
同社の証券口座数が『800万口座』を達成したことを伝えています。

もちろんその事自体も素晴らしいのですが、

 

わたしはプレスリリースのPDFのある【図表】に、目が釘付けになりました。

 

 

 

そう、
楽天証券(2022年1月~5月)

『新規口座開設者』に占める女性の割合が48%になったのです。

 

わたしはFP業を始めて22年になりますが、こんな数字初めて見ました。

 

ほんらい「フツーの光景」として、

証券会社の新規口座開設者は
女性:男性 50:50 であるはずです。。

 

今までが、ぜんぜん「フツー」ではなかったわけです。

 

 

 

FPとして仕事を続ける傍ら、
お金を育てる準備が出来た人(= 証券口座を開設した人)が、いずれ男女半々になるはずだと信じてきました。(当クリニックのお客様の男女比も、2019年にようやく男:女=50:50となりました)

 

が、
その日がようやく訪れるかもしれないと実感すると、今、ちょっと信じられないような気分でいます(笑)

 

 

この48%という数字は、

資産運用という世界の、
根っこの部分が大きく変わる『予兆』としての数字であるとわたしは思います。

すごく、大きな変化なのです。

カテゴリ:金融機関にモノ申す

おすすめの記事