投資をやっているのは「こんな人」というステレオタイプから自由になろう
2022年5月28日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
どんな分野であれ
ステレオタイプというのは根強く存在します。
投資家もそうです。
「投資やってる人なんてね・・」と、
心の奥底で思っている投資未経験者からすると、
投資をやっている人(投資家)というのは
ちょっとずる賢いイメージなのでしょう。
数字に強くて、
— カン・チュンド@インデックス投資アドバイザー🙋♂️ (@4649kang) May 27, 2022
多方面の情報に精通している、
決断力に長けた人が、
必ずしも投資で結果を残すわけではないところが、投資の面白いところです😊
これ、意外でしょうか?
わたしは本当にそう思っています。
賢さとか
知能指数(IQ)とかで
投資という行いは測り切れません。
数字に強く、決断力があると、
自身の分析や判断に自信が漲ってしまいます。
すると、
マーケットに対して
アクションを起こしてしまいたくなるのですね。
その結果(動かない場合と比べて)
パフォーマンスが落ちてしまうケースが多々あります。
たくさん情報を知っていることも、
時にあだとなります。
特に特定の方面の「細かい情報」です。
この種の「情報」を知ってしまうと、その方面の特定の事項に、気持ちが粘着してしまうわけです。
これ(情報)を知っている ⇒ この方面にも何か意味があるはずだ・・とか、
より大きな情報(もっと本質的な傾向や特徴)を無理やり結び付けて、これ(情報)を知っている自分を『意味付けしてしまう』こともあります。
ともかく、あなたもわたしも、投資家をやっている人は「こんな人」という安直なイメージから抜け出すべきでしょう。
長く投資を続ける上で重要なのは、
ある種の「愚鈍さ」なのです。
いわゆる「相場」を知らないというのもそれに当てはまります。
「相場」とは、刻々と変わるマーケットのあたふたした姿のことですから、これを知れば知るほど、対となる「大局的な法則・方向性」を、見失ってしまうわけです。
ヘンな言い方ですが、
(投資に関して)詳しくなり過ぎない。というのも大事でしょう。
どちらかといえば、
毎日きちんと3度歯を磨く。とか、
自分のペースやスタイルをきちんと守る。とか、
そういう
生活習慣的な要素が、
投資を長く続ける上では重要だと思います。←ホントです!
その人(投資家)の『性格』もそうですね。
いい加減「ステレオタイプ」から抜け出さないといけません!
シャイで、
控えめで、
たとえばあなたの部署にいつも出入りしている、顔は知っているけれど、「あれ?あの人なんて名前だっけ?」という感じの人も、
実は『投資家』だったりするのです。
わたしがこの仕事を長く続けているのも、投資をやっている人の「誤ったイメージ」を修正したい!という気持ちが強くあるためなのかもしれません。
内気で心配性でちょっと臆病なあなた。
「つみたて投資」など始めてみませんか・・?