インデックス投資の本質とは?
2022年4月5日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
あなたなりの投資のやり方を「スタイル」と云います。
ただ、自分なりの「スタイル」を固めるためには、
別の「スタイル」についても知っておく必要があるのではないでしょうか。
と云いますか、
あなたに合った『スタイル』を選べるのだと思います。
文字通り、
銘柄(株式)を自分で選んで
個別の株式を管理、保有していくのが『個別株投資』です。
すべてあなたの裁量で
選ぶ・管理するが決められます。
いっぽう銘柄選びはプロに任せるのが
『アクティブ投資』
運用会社の「銘柄発掘能力」に委ねて、
運用会社に複数の銘柄を同時に管理してもらいます。それが「アクティブファンド」。
もちろん、
ファンドを売るか、持ち続けるかは、自分の裁量で決められます。
これらのスタイルに比べると、
『インデックス投資』は
なにか突出しているような言われ方をしています。特にここ数年!
インデックスファンドを持つ「インデックス投資」ってそんなにスゴイのでしょうか。
『インデックス投資』だけが
まったく別種の投資スタイルとして確立されている?
答えは 否 です。
『アクティブ投資』(アクティブファンドを用いた投資)の、
?現象としての結果・・・?
例えば米国のS&P500指数は
それそのものが市場から独立して存在するわけではありません。
昨日のS&P500は 4582ポイント!でした。
この4582ポイントに至った理由は?
個別株投資、アクティブ投資を通じて、
数多の個人、機関投資家、国内・海外の投資家が銘柄をピックアップして、
買い、売りを何百万回、何千万回と繰り返して、1日が経って、米国を代表する500社の株式の価格が最終落ち着いた先の【結果】なのです。
伝わっていますか?)
(つまり)市場平均には、
汗と涙が詰まっています。
多様な意見を持った、
きわめて多様な投資主体による『個別株投資』や『アクティブ投資』の結果、
『インデックス投資』の元になる市場平均は日々生成されています。
この、スタイルとしての成り立ちが腹落ちしていないと、
あなたはこれから各スタイル間で、
ヘンな比較をしてしまう恐れがあります。
自分で行うか、
プロにやってもらうかの違いはあれ、
もちろん銘柄の発掘はヒトにしか出来ませんから、
そこには「人」に対する浪漫(ロマン)があるわけです。
いっぽう、
ロマンによってさまざまに動いた『銘柄』を全部、
換言すれば市場全体を吸い上げて買うのが「インデックス投資」です。
そこには達観があります。
(「人」ではなく「市場そのものの成長性」を選んでいるため。)
質の高いインデックス投資を生んでいるのは、
紛れもなく
質の高い「アクティブ投資」「個別株投資」であります。
ここの理解が長くインデックス投資を続ける秘訣であったりします。
『インデックス投資』の本質を理解するには、
「個別株投資」「アクティブ投資」の理解が不可欠なのです・・。
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カテゴリ:インデックス投資全般