毎月5万円のつみたて投資は出来るけど、まとまったお金の800万円には思考停止?(だったら『拡大つみたて』です!)
2022年3月12日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
いきなりですが『クイズ』です。
まとまったお金の800万円は
どちらがメインの「投資元本」になり得ますか?
答え)
800万円。
ではありません。
15年も経つと、
毎月5万円のつみたて投資の元本は 900万円になり、800万円より大きくなります。
毎月ベースの投資って、
(毎月の生活)
(毎月の勤労収入に)呼応する、
反復型の『投資実行法』です。
今はiDeCoや
つみたてNISAがありますから、
これら「税制優遇口座」を優先させて、
つみたてNISA 2.7万円/月
ところでカウンセリング業務を重ねる中で、
気付くことがあります。
「まとまったお金」を前にすると、
思考がストップしてしまいがちになるということ。
まあ、それはそうでしょう。
前述の通り、
毎月ベースの投資は
毎月ベースの生活に呼応するため、
スタートもしやすいですし、
(始めたからと言って)
特段意識することもありません。
「今、投資信託の価格がいくらになっているか」
「今月はいくらでファンドを買ったのか」
こういったことが
(良い意味で)あやふやになっていくためです。
ところが、
「まとまったお金」は違います。
(たとえば)800万円のお金は
まるで巨大な彫像のようにあなたの前に鎮座しています。
思わず身構えてしまいますね。
「でもこの800万円は当分使うこともないんです・・。」
じゃあ塊(かたまり)を
バラバラにしてしまいましょう。
??
たとえば、一例ですが、
10万円 × 80ヶ月
16万円 × 50ヶ月
20万円 × 40ヶ月
25万円 × 32ヶ月
32万円 × 25ヶ月
のように、
まとまったお金をバラしていきます。
そうすればあなたは
『毎月ベースのつみたて投資』をする人になります。
※ ただし、800万円分の
投資実行を終えたら、
つみたてを自ら休止する必要がありますよ。
当クリニックでは【拡大つみたて】と呼びます。
毎月5万円の
つみたて投資と同じように、
自動引き落としの仕組みを利用しますから、
あなたが動く代わりに『しくみ』がお金を引き落し、ファンドの買い付けをしてくれるわけです。
あっ、利用する口座は?
もちろん通常の課税口座、『特定口座』です。
(毎月の掛金ベースが大きいためです)
たとえば、
16万円 × 50ヶ月 を例に挙げましょう。
『拡大つみたて』を併用するわけですから、
月5万円の「つみたて投資」に戻す、ということになります。
ここから何を感じますか?
そうです
結局のところ、
800万円というお金も
月5万円というお金も
あなたの投資の原資という点で【まったく同じ】なのです。
窓口のほうは、
iDeCo
つみたてNISA
特定口座
と分かれますが、
どの窓口も、
投資信託を積み立てるという骨子は同じです。
だったら?
どの窓口も、運用の中身とその形を
おおかた揃えてあげたほうが管理がしやすいというもの・・。
つみたてNISA スリム全世界株式
特定口座 スリム全世界株式
(※ネット証券をマネックス証券、あるいは松井証券にすれば上記は可能です。)
くれぐれも、
毎月の投資と
まとまったお金からの投資を、
まったく違う「入り口」
まったく違う「投資」として認識されないよう。
(どちらも同じ、ひとつの投資)なのですよ。
カテゴリ:つみたて投資