投資の発想法

31歳のあなたが持つ最大の資産、それは「時間」です

2022年2月24日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

あなたはこんな『格言』をご存じですか？

 

 

なかなか深いですね。

 

ちょっと掘り下げてみると、

 

 

ということになります。

 

31歳のあなたはこの先、
膨大な時間を有しています。

この『時間』を味方に付けることができれば、
より遠くの、より大きな「世の中の変化」を、
投資という行為によって取り込むことも可能です。

（それってとてもダイナミックなもの！）

 

 

 

 

しかしあなたは
膨大な時間は有しますが、
残念ながら「忍耐力」がありません。

 

たとえば今のように、
じりじりと市場が下げ続けるときには、

今、この『瞬間』に起きていることが
事象のほとんどすべてで、
それに対峙することでもうお腹がいっぱいになってしまうような感覚に・・。

 

そしてなにかすぐに「リアクション」しないと、
自分の安全が守られなくなるのではと勘違いし、

たとえば「つみたてを止めたり」
「リスク資産を売りたくなってしまったり」するわけです。

 

（これは相談者さまから実際に伺った話なのですが、
「損」を抱えている自分が許せなくなってしまう！というお言葉が強く印象に残っています・・。）

 

 

 

 

冷汗を掻いたり、
イライラしているあなた・・。
でも別に【失敗】って決まったわけではありません。

 

 

市場はしばらく「ネガティブなこと」を
「ポジティブなこと」より好んでピックアップしていくことでしょう。

 

しかし3か月後、6ヵ月後には、
『新たな展開』が顔を見せ始めているかもしれません。

今は信じられないかもしれませんが、
今よりも『気持ち』が落ち着いている時期がきっと来るのです。

 

なぜなら、
時間が【状況】を変えてくれるためです。

 

ちょっと考えてみてください・・。

有史以来『時間』が
止まったことはありません。

『時間』は必ず、
その時を刻みます。

それは、
刻々と『変化』を運んでくれる仕掛けそのものなのです。

 

 

 

 

ほんとうはずいぶん先まで
「膨大な時間」を有しているのに、

ここで（感情的に）
つみたてを止めたりファンドを売ってしまうのは、

文字通り『時間の利益』を放棄してしまうこと。

 

先ほど、

若い投資家には、時間はあるが、忍耐力がない。
老いた投資家には、忍耐力はあるが、時間がない。

と申しましたが、

もし若い投資家に、
時間と併せて「忍耐力」が付与されれば、鬼に金棒ですね。

 

おそらくですが、
わたしのような人間の役割は、
―私を「老いた投資家」とすると、―

自身が培った『忍耐力』のノウハウを、
31歳のあなたに愚直に伝えていくことなのかもしれません・・。

 

 

 

わたしは時々、夢想します。

今年ゼロ歳の生まれたばかりの赤ちゃんが、
未成年口座で
今すぐ「全世界株式インデックスファンド」に積立投資すれば、

（大げさではなく、）
100年運用が可能になります。

 

今年生まれた赤ちゃんが
90歳になるのは2112年・・。

すでに22世紀です。

その頃の
「全世界株式インデックスファンド」は、

地球部分と
地球以外に分かれていて、

 

 

みたいな『地域別配分』になっているかもしれませんw

 

 

冗談ではありません。

時間こそが【状況】を変えてくれるのです。

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