投資家の感情リスク

「何もしないでおこう!」と決めるのも立派な選択(チョイス)です

2022年1月22日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

少し、市場の様子がおかしいです。

ただの風邪かもしれませんし、
もしかすると熱が続いてしばらく寝込むかもしれません。

あるいは合併症を併発して、
中期入院する可能性もゼロではありません。

 

今、ネット証券の資産管理画面を開いて
自分の投資の成績(リターンの数字)をいちいち確認するのはお勧めしません。

 

 

特に投資を始めて2、3年以内の人にとって、
これまでのプラス31%の数字にあまり意味がないように、

たとえ(成績が)マイナス10%になっていても、
それにも意味がありません。

・・まだまだ投資の途上ですから。・・

 

たとえば、です。

 

~マーケット下落の兆候は、
すばやく嗅ぎ取るべき。
そうすれば素早く売ることもできますよ。~

 

という囁き声を偶然聞いてしまったら、
あなたならどうしますか?

 

えっ、まさか
『今』のことを言っているの?
じゃあ、少しは売っておいたほうがいいのかしら?

 

いえいえ。

それは NO です。

 

 

 

上記は「偽りのマネー神話」です。
そのような考え方は間違っています。

マーケット下落の兆候など
嗅ぎ取る必要はありません。

 

市場が下がるときは
有無を言わさず(ただ)『下がる』だけです。
これって、市場が上がるときは
有無を言わさず上がる対(つい)」なのです。

 

 

すばやく行動(売却)する必要も全くありません・・。

まずは落ち着きましょう。

 

 

以下たった27秒の動画ですが、
気分転換に観てみてください。

 

Lauren Wybarさんのメッセージ。
(バンガード・パーソナル・アドバイザー・サービス)

Wybarさんの、落ち着いた笑顔を見れば、
あなたも平常心に戻れるはずです。

 

 

カンの意訳)

 

市場は素早く変動します。


たとえそれが本物の停滞であったとしても、

それを見ないでやり過ごしたほうがよいですし、
運用はそのまま続けたほうがよいのです。

 

やがて市場が回復してくれば
あなたの運用資産も回復します。

 

 

「何もしないでおこう!」と決めることも
ひとつの選択(チョイス)なのです。

 

資産運用においてはしばしば
(何もしないでおくことが)最良の選択となります。

 

  ホントに↑そうなのですよ。

 

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