100年ライフプラン, わたしのFP修行

2022年、マネーで大事な11ヶ条です

2022年1月5日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

毎年恒例ですが、年初にあたり、

当クリニックのマネーに対する『基本ポリシー』を掲げます。

【投資☆準備編】

 

1条)まずは「お仕事」の充実を!

 

あなたのお仕事こそが
人生における「最大の投資」です。

あなたという『人的資産』を育てることで、お仕事からの「収入増」が期待でき、それがそのまま投資の原資となります。

 

 

2条)二つ目の「仕事」を作り出そう!

 

ひと昔前は、金融資産のみ「資産配分」が可能でした。
これからは、人的資産でも『ポートフォリオ』を組むべきです。

えっ!?と思われるかもしれませんが、
それほど日本経済の弱体化は明らかなのです。


以下、具体的な処方箋。

1.転職を検討してみましょう。

実際に転職エージェントに登録し、
外部から見たあなたへの評価と、現職での評価を比較。

リスクを取って積極的にキャリアパスを描くことに躊躇すべきではありません。
(実際に転職はしなかったとしても、この種の「客観評価」を定期的に行うべきでしょう)



 

2.セカンドキャリアを育てる。

すぐの転職ではなく5~10年内で
二つ目のキャリアとするなら何?と問い、その準備をし、それを根気強く育てる。

(ずっと同じ仕事で30年は安泰。というのは公務員でも難しくなるのでは?)


3.副業という遊び心を育てよう。

あなたの特徴を知っているのは、あなた自身ではなく、周りにいる知り合いです。
「ねえねえ、ワタシの良いところってなに、どこ?」と積極的に聞いてみてください。

 

 

 

自身でブログやサイトを立ち上げるのが「はじめの一歩」となります。

コストは掛けずにあなたの好奇心を注いで、
自分のアバターを育てる感覚で(楽しみながら)『副業』にチャレンジしてみましょう。

 

(実際に当クリニックのお客様で東欧の中世史的なブログを立ち上げ、Kindle(電子書籍)を出版された人がおられます!)

 

 

 

 

3条)お金を残す習慣作り。

 

人は手元にお金があれば、
あるだけ使ってしまう生き物。

ですので、毎月お金を残す確実な方法は、
財形やつみたて定期などの「天引き制度」の活用です。

※ わたしはもう27年以上「つみたて定期」を続けていますよ(^^)

 

 

第4条)万が一(保険)にコストをかけない!

 

保険料にたくさんお金を支払うのは本末転倒。

小さなお子さんがいる人のみ、
最低限「死亡保障の保険(収入保障保険)」が必要。

あと、クルマに乗るときの「自動車保険」

(そもそも長期の貯蓄や投資を『保険』という道具で賄うのは×です)

実は資産をコツコツ積み増すことも
立派な「保険のひとつ」となるのです。

 

 

 

第5条)多大な借金をしてマイホームを購入しない。

 

借金をして「住宅資産」を先に取得するより、
「金融資産」を先に積み上げることを優先させましょう。

価値が逓減する可能性が高い住宅資産を、慌ててスポット買いする必要はありません。

 

また、投資の対象がなんであれ、継続的にかかる手数料が『低い』こともたいへん重要。

リスク資産を保有するのにかかるコストは
「確実なマイナスリターン」なのです。

(不動産のけいぞくコストを計算してみたことがありますか・・?)

 

 

 


【投資☆本編】

 

第6条)投資の道具は「投資信託」で。

 

道具選びこそ、
投資の方向性を決定するカギを握ります。

株式、債券、不動産を問わず、個別銘柄(単品)を選ぶより、

パック商品(投資信託)を利用したほうが

〇 リスク量が把握しやすく
〇 少額から売買が可能で
〇 かつリスク分散効果が見込めます。

 

たとえば、ポートフォリオを管理しながら、
資産の内訳を少し変更する、
ちょっとだけ資金を積み増す、
セカンドライフにおいて
規則的な資産の『取り崩し』が行いやすいなど、
投資信託のメリット(融通の利きやすさ)は計り知れません・・。
(何より「倒産リスク」を隔離できるのが大きい!)

 

 

第7条 投資の実行は「つみたて」で。

 

毎月のフローからの投資、
まとまったお金からの投資、いずれも、
自動引き落としによる「つみたて」をお勧めします。

つみたて投資は投資実行における「心の迷い」を除去し、

確実にリスク資産が積み上げられ、かつ、あなた自身は仕事(買い注文)をしなくてよいのです!

 

 

FINANCIAL PLANNER

 


ついでに申し上げると、
投資対象の王道は『株式』でしょう。

2022年現在、100ヵ国以上で株式市場が存在します。

株式に長期で投資を続けることで、
インフレ率を上回るリターンが得られることを『歴史』は証明しています。

(また、株式は毎日値段が付き、売り買いの機会が保証されています。
この『流動性が高い』というメリットはたいへん重要です。)

 

 

第8条)サルがバナナを食べるように、
税制優遇制度を活用します。

 

iDeCo、つみたてNISAなど、
「税制優遇制度」をうまく活用することは、
誰にでも出来るリターンの底上げ施策です。

ただし、メリット・デメリットとも
しっかり理解しておく必要があるでしょう。

 

 

 

第9条)下がったときこそチャンスです。

 

グローバルに「つみたて投資」を行うあなたにとって、
マーケットが何度かクラッシュを起こす、つまり「急落」「暴落」してくれることは、危機でも危惧でもなんでもなくチャンス』であります。

同じもの(投資信託)を
格別安く買える機会というのはそうそうないわけですから・・。

※ 私見ですが・・・

米国のダウ平均、日経平均株価が高値から「3割」以上下がれば、

毎月の「つみたて金額」を2倍、3倍にして
果敢に買いを入れていく姿勢はアリだとわたしは考えます。
(ただし、お手元に潤沢な安全資産がある場合に限りますよ。)

 

 

 

 

第10条)世界経済はいまだ『発展』途上です。

 

マーケットという場所は本質的に臆病です。
短期的にはアップダウンが大きくなることがあるでしょう。

ただ、わたしが長期的な株価上昇を楽観視しているのは、

 

〇 経済はすでにグローバルにつながっており、
〇 イノベーション(革新的なアイデア)を称賛するマインドがあり、
〇 全面戦争がなんとか回避され、
〇 途上国からより豊かになる人が何億人と生まれ、
〇 それらの人々の相当数が「投資」を始めているという事実です。

 

リスク資産市場全般で、毎年毎年、新たな『買い手』膨大に生まれていることを私たちは忘れるべきではありません。

 

 

 

 

第11条)インデックス・ファンドを利用します。

 

インデックス投資は
「人を出し抜く」投資ではなく、
「市場そのものの成長力」にお金を託す投資です。

リスク分散に長け、
ムダな動きをしないため、自ずと低コストになる、とても合理的な投資スタイルです。

(インデックスファンドは)その数も種類もかつてないほど多様になり、今年から投資を始められるあなたが正直・・と・て・も羨ましいです!!


最後に、長い資産運用の途上においては、
崇高なベストではなく、
続けやすいベターを選ぶこと。

理論的にベストな投資法にこだわり過ぎることなかれ・・。

今年こそ、あなたに相応しいマネー攻略法を身に付けましょう!

 

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