ポートフォリオ運用

米国のロボアドバイザー『ウェルスフロント』が提示してくれたポートフォリオとは?

2021年12月10日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

当ブログでも何度か登場してる「Wealthfront」。

 

 

米国の大手ロボ・アドバイザー会社のひとつです。

実は以前、サイト上からいくつかの質問に答えて、
『これがわたしのポートフォリオ』なるものを作成してもらいました。

 

なおWealthfrontのAdvisory Fee(手数料)は
年間0.25%です。

 

以下がそのポートフォリオ)

 

アメリカ株式   Vanguard VTI ETF 35%
外国株式    Vanguard VEA ETF   21%
新興国株式  Vanguard VWO ETF   16%
高配当株式(米国)Vanguard VIG ETF 8%
エネルギーセクター  State Street XLE ETF 5%
(米国)
直訳は↑天然資源ですが
当該ETFはエネルギーセクターETFですので、
エネルギーと記しました)
地方債(米国) iShares MUB ETF 15%

 

上記「ポ」は、リスク許容度が高いほうのパターンでしょう。
が、債券部分が『地方債』というのは意外でした。

 

 

また株式(85%)に投資するうち、
アメリカ株式の割合は約48%と、

全世界株式の時価総額比率(アメリカは6割弱)よりも、
ホームの株式(米国株式)が若干少なめなのは意外。

逆に新興国株式は株式(85%)のうち、
16%ですから、全世界株式の時価総額比率より多めです。

 

 

数字でいうと
わたしのリスク許容度は7.5でしたが、
目盛を「7」や「6.5」に変えると、

地方債ETFの割合が増えて、株式の割合が減っていきました。

(リスク許容度の目盛は『ゼロから10』まであって、好きなように変えられます。) 

 

以下イメージ図です。

 

 

 

ただ、どのように『ポートフォリオ』が変わっても、
Wealthfrontでは、該当のETFは変わらないようです。
(基本同じアセットクラスでは、同じETFを推奨しているようです)

 

なかでも強いのがバンガード社のETF。

 

サイト上では、以下のような説明がありました。
(日本語訳はカンによるもの。)

 

私たちは1400本以上のETFを調査し、各アセットクラスについてETFをランク付けしています。

 

バンガードのETFはしばしばそのトップにきます。
私たちはバンガードの商品を推奨していますが、
いかなる報酬もバンガードから受け取っていません。

 

ココ、大事ですね(^^)

 

手数料のところでは、以下のように記されていました。

Third-Party Fees
ETF Expenses
0.11% / year ← ETFにかかる年間経費率)

そして、冒頭お話したWealthfrontに支払う手数料が、

Advisory Fee
0.25% / year で、

わたしのポートフォリオの場合、トータルコストは『年0.36%』でした。

 

 

すべてお任せで『ポートフォリオ運用』を外注し、

浮いた時間とエネルギーを、
キャリアの底上げ、ご家族との時間、趣味の時間に回せる利便性を考えると、年0.36%のコスト負担は『アリ』だと思います。

 

でも、です。

 

Wealthfrontは、残念ながら日本でのサービス展開はありません。しかしながら、超低コストのインデックスファンドなら日本にあります。

 

シンプルに、
安全資産(預金)プラス eMAXIS Slim 全世界株式
あるいは、
安全資産(預金)プラス eMAXIS Slim バランスでも、

年に負担する手数料は『0.1%台』で済みます。

これも立派に、持続可能で合理的なポートフォリオのひとつなのです。

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