米国のロボアドバイザー『ウェルスフロント』が提示してくれたポートフォリオとは?
2021年12月10日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
当ブログでも何度か登場してる「Wealthfront」。
米国の大手ロボ・アドバイザー会社のひとつです。
実は以前、サイト上からいくつかの質問に答えて、
『これがわたしのポートフォリオ』なるものを作成してもらいました。
なおWealthfrontのAdvisory Fee(手数料)は
年間0.25%です。
以下がそのポートフォリオ)
外国株式 Vanguard VEA ETF 21%
新興国株式 Vanguard VWO ETF 16%
(米国)
当該ETFはエネルギーセクターETFですので、
エネルギーと記しました)
上記「ポ」は、リスク許容度が高いほうのパターンでしょう。
が、債券部分が『地方債』というのは意外でした。
また株式(85%)に投資するうち、
アメリカ株式の割合は約48%と、
全世界株式の時価総額比率(アメリカは6割弱)よりも、
ホームの株式(米国株式)が若干少なめなのは意外。
逆に新興国株式は株式(85%)のうち、
16%ですから、全世界株式の時価総額比率より多めです。
数字でいうと
わたしのリスク許容度は7.5でしたが、
目盛を「7」や「6.5」に変えると、
地方債ETFの割合が増えて、株式の割合が減っていきました。
(リスク許容度の目盛は『ゼロから10』まであって、好きなように変えられます。)
以下イメージ図です。
Wealthfrontでは、該当のETFは変わらないようです。
なかでも強いのがバンガード社のETF。
サイト上では、以下のような説明がありました。
(日本語訳はカンによるもの。)
私たちは1400本以上のETFを調査し、各アセットクラスについてETFをランク付けしています。
バンガードのETFはしばしばそのトップにきます。
私たちはバンガードの商品を推奨していますが、
いかなる報酬もバンガードから受け取っていません。
ココ、大事ですね(^^)
手数料のところでは、以下のように記されていました。
Third-Party Fees
ETF Expenses
0.11% / year ← ETFにかかる年間経費率)
そして、冒頭お話したWealthfrontに支払う手数料が、
Advisory Fee
0.25% / year で、
わたしのポートフォリオの場合、トータルコストは『年0.36%』でした。
すべてお任せで『ポートフォリオ運用』を外注し、
浮いた時間とエネルギーを、
キャリアの底上げ、ご家族との時間、趣味の時間に回せる利便性を考えると、年0.36%のコスト負担は『アリ』だと思います。
でも、です。
シンプルに、
安全資産(預金)プラス eMAXIS Slim 全世界株式
あるいは、
安全資産(預金)プラス eMAXIS Slim バランスでも、
年に負担する手数料は『0.1%台』で済みます。
これも立派に、持続可能で合理的なポートフォリオのひとつなのです。
カテゴリ:ポートフォリオ運用