100年ライフプラン

これからパートナーと暮らすあなたに贈る★マネー『幸せ』チェック事項!

2021年11月22日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

これは・・
『投信ブロガー婚!』と形容してもよいのでしょう。

パーサモウニアスさん
Sayasayanさんがめでたくご結婚されたとのこと。

【祝】誠におめでとうございます!

 

 

末永くお幸せに!!

(まさに投信ブロガー夫婦の誕生です。)

 

勝手な想像で恐縮ですが、

たとえばお二人は
晩御飯の唐揚げを食べながら、
時事ネタ、お仕事の話と同じ空気感で、資産運用のこともお話しされたりするのでは?

羨ましい限りです。)

 

 

 

わたしは仕事柄、
実にさまざまなカップルにお会いしてきました。

来月、一緒に暮らし始めますというお二人。
結婚して2年になるお二人。

結婚して6年目、
ご主人はFXをされていて、
奥様はインデックス投資をされているというカップル。

事実婚を10年以上貫かれているカップル。

 

 

まったく違った人生を歩んできた二人が
縁あって共に暮らすことになるので、

 

(できれば)マネー全般において
一緒に暮らし始める前に、
確認したほうがよい「事項」があるかと思います。

 

 

1.負債がないかどうかを確認

 

これははっきり聞いておいたほうがよいでしょう。
(逆の立場からは)
パートナーに前もってはっきり告げておくべきでしょう。

クレカのキャッシング、
カードローンの類でもし『負債』があるなら、

その事実を告げるとともに、
一緒に暮らし始めるまでにそれらは清算しておくべきでしょう。

あと、意外に
親族間でのお金の貸し借りも多いものです。

「身内のことだから・・」と伏せるのではなく、
ここでの負債についてもしっかり告げておくべきです。

 

 

2.財布のあり方を話し合い、前もって決定しておく

 

「これがベスト!」という最適解が最初からあるわけではありません。

カップルでお財布「ひとつ」という人もいれば、
基本「別財布」で、
共同で使う家賃、光熱費などは「共有財布」を作るというケースもあります。

 

 

お財布「ひとつ」のパターンで驚くのは

マネーフォワードやマネーツリーといったアプリで
お金の出入り、まとまったお金の内訳を
互いに『見える化』しておられるカップル。

まさにこれ以上ないというくらい効率的ですね。

が、しかし、
『全開示しないといけない!』と無理して思う必要はありません。

 

 

ココ、
ちょっと微妙な分野に入ってくるのですが、

 

3.パートナー同士、
これまでそれぞれで築いた「まとまったお金」を開示すべき?

 

あなたはどう思いますか?

実は冒頭ご紹介した
Sayasayanさんのブログ記事に
貴重な情報が記されていました。

結婚前に自分の貯金や資産額を言う?言わない?どっち!?

 

Sayasayanさんは当記事のために
わざわざアンケートを取られているのですが、

それによると
女性からパートナー(男性)に資産額などを聞くべきかどうかについては、
『聞くべき!』がおよそ50%を占めています。

 

 

それに対して、
女性側が男性側に資産額を公開すべきかどうか?については、

言わないでよいが約44%
言うべきが23%強となっています。

(少し)温度差がありますね。

 

実はカウンセリングの現場でも、

 

パートナー(男性)には告げていない「まとまったお金」の運用方法についてのご相談を、女性のお客様から受けることが「たま」にあります。
それに対して、
パートナー(女性)には告げていない「まとまったお金」の運用方法について、男性からご相談をお受けしたことはまだありません。

 

 

Sayasayanさんはこう言われます。

 

結論から言ってしまうと、
好きにしたら良いけれど、
全部言わなくても良いんじゃない?という声が聞こえてきましたw

 

ハイ、わたしも(無理して)全部言う必要はないと思います。

 

 

たとえば、です。

微妙にケースは異なりますが、

お二人が50代になって、
たとえば親の『相続』が発生し、
いくらぐらいの資産を引き継いだのか、

パートナーにはっきり言うべきかどうか・・

 

こういう類のご相談をいただいたことがあります。

・すべて告げられてもいいですし、
・金額ベースのところは(別に)ぼかしてもよいと思います。

 

 

ただし、

 

4.パートナー同士、おおまかな資産配分の比率は公開しておいたほうがよい

 


互いに(多少なりとも)資産運用をされているなら、

金額ベースは別に言わなくて結構ですから、

・(すべての資産に占める)リスク資産の割合は何割ぐらいで、
・どんな資産に
・だいたいこれくらいの比率で投資しているよ。

という『情報開示』はしておいたほうが良いでしょう。

 

なぜなら、
それぞれ「資産配分の比率」を公開すれば、

 

〇 二人合わせて
リスクの取り過ぎ、取らなさすぎ、
〇 特定の資産、特定の地域へリスクが偏りすぎ、
といったことが避けられるからです。

 

そう、大事なのは「金額」より「割合開示」なのです。

 

 

あと、
若いカップルであれば、

 

5.家(マイホーム)の中期計画について話し合いをしておくべきでしょう

 

向こう5年、10年内で家を購入するのか、
当面賃貸でいくのか、

ここは時間をかけて意見のすり合わせを行うべきです。

 

そして何より、

 

6.お互いのお金に対する『価値観』が大きく違っていないことを確認しましょう

 

実はここが↑いちばん分かりにくいかも?
デートを重ねるだけでは(残念ながら)見えてきません。

ほんとうは
3ヵ月~半年間くらい
「トライアル同居」されたほうがよいのでしょうね。

 

日々の買い物のしかた一つ取っても
その人の『お金観』がにじみ出てきます。

・どこで買うのか。
・何を、どんなふうに買うのか(決済手段含む)

・大きな買い物について「何を」重視しているのか?

 

 

特にトライアル同棲されて、
毎日一緒に食事を摂ると、そしてその様子を観察していくと、

パートナーのこれまでの人生が垣間見られるかもしれません。
(できるだけたくさんの回数、一緒にご飯を食べましょう!)

 

最後に、我が家は基本「別財布」で、わたしは妻の資産額を知りません(^^)でも、安全資産とリスク資産の「比率」は知っていますよ。

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