その他・雑記

ホモサピエンスの歴史は「動く」と「留まる」の繰り返し

2021年11月19日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

個人的に思うのですが、

人が目的地なしにぶらぶら「歩く」、
「移動する」ことに心惹かれるのは
狩猟採集時代の名残りなのでは・・。

その後、農耕社会になって、
「狩る生活」→「育てる生活」になり、
生きていくのはずいぶん楽になったと思います。

(わたしのようなひ弱な者でも)
何かの役には立つよという、間口が広めの社会になったのです。

 

ココから、
「動く」ではなく「定住(留まる)」の世の中となります。

「動く」→「留まる」

「ひとつの集落」に生まれ、
ずっとそこで暮らし、
ライフステージを同じ場所でこなして、最後、同じ集落で死んでいく・・

そんな何千万、何億という数の人生があったことでしょう。

 

 

その後、うんと時代は下って
大きなイノベーションが興ります。
そう、蒸気機関が発明され「鉄」の時代となったのです。

鉄道も、蒸気船もまさに移動(動く)の象徴。

「動く」→「留まる」→「動く」

 

『八十日間世界一周』という小説が
発表されたのは1873年のことです。

 

 

ヒトもモノもお金も、
どんどん移動するようになりますが、

「鉄の時代」になっても、
わたしなど自分という資産を
時間で切り売りする「労働者」になるくらいしか選択肢はなかったことでしょう。

 

その後、
「鉄」から「石油」に花形は移行し、
先進各国は驚異的な経済成長を成し遂げます。
(2度の世界大戦があったにも関わらず・・)

『青春』『反抗期』という概念が生まれたのも、
20世紀が圧倒的に豊かな社会となったためなのです。

 

そして次の波が
情報通信革命でした。

地理的に「移動」し尽くしたホモサピエンスが、
「インターネット」によってもうひとつの「空間」(社会)を作り上げ、

物理的な限界を飛び越えて、
いわゆる「ロングテール」が現実のものとなります。

 

 

わたしの仕事(FP)など、
まさにテール(しっぽ)の端のほうの存在であり、

ニッチで細かいニーズを全国ベースで汲み上げています。

そう、
インデックス投資のアドバイスなんて、
ネットの時代だからこそ成り立つビジネスなのです。

 

そして今、5G時代を迎え、
より大容量のデータの授受が可能になり、

コロナ禍も相まって動かずに(留まって)
自宅で仕事をし、
自宅から動画を配信し、

テレビ会議を実施し、
さらにはVRやメタバースで『仮想空間』を体感する時代に入りつつあります。

 

 

 

この『仮想空間』は、やがてもうひとつの【世の中】そのものとなり、
リアルな社会を凌駕して、驚異的な発展を遂げる可能性があります。

 

そうすると、ここからはまた仮想空間に「留まる」ことになります。

「動く」→「留まる」→「動く」→「留まる」

 

やがてホモサピエンスの需要は掘りつくされ、
供給も飽和し、
「第二の中世」のような時代がやって来れば、またヒトは「動き出す」のでしょう。

今度は宇宙です・・。

 

 

アマゾンの前CEOのジェフ・ベゾス氏が
以前こちらで「宇宙コロニー」の構想を発表していました。


この「宇宙コロニー」は、
地球近くの宇宙空間に
1兆人!が収容可能な円筒形のコロニーを作り、

希望があれば
地球と行き来する生活もできるとのこと。

ベゾス氏のメッセージはこうです。

 

「それほど遠くない未来には、
現在地球上で行われている多くのことを
宇宙で行うことが容易になるでしょう。

 

我々は地球を離れなくてはいけなくなります。
人間が地球を離れ、地球はより良くなるのです」

 


ヒトはその歴史の中で、「動く」→「留まる」→「動く」→「留まる」→「動く」を繰り返しながら、しぶとく生き続けることになります。

そして のときにこそ、
投資のビックチャンスは訪れるのではないでしょうか?

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