確定拠出年金(iDeCo・企業型)

2022年、アメリカの確定拠出年金401(k)プランの年間拠出限度額は20500ドルに増えます

2021年11月8日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

日本のiDeCo(個人型確定拠出年金)の限度額ですが、
たとえば会社員の場合、
月2.3万円の人が多いと思います。

年間で「27.6万円」ですね。

これは全額所得控除が可能で、
節税効果はもちろん大きいのですが、

アメリカの代表的な確定拠出年金
401(k)プランはちょっと桁が違います。

 

 

先日、アメリカ内国歳入庁(IRS)より発表がありました。

2022年、
米国の確定拠出年金401(k)プランの年間拠出限度額が「20500ドル」に増えます。

1ドル110円換算で 225万5000円。

月に直すと・・18.8万円弱!

もちろん全額所得控除可です。

スゴイですね。

 

実は401(k)プランの年間拠出限度額は
2021年と2020年は 19500ドルでした。

2019年は? 19000ドル。

2018年は 18500ドル。

2010年は16500ドルでした・・。

 

米国では物価上昇に合わせて
確定拠出年金の『拠出限度額』が増える仕組みなのです。

 

 

スゴイですね。

マイルドな物価上昇 ⇒ 賃金上昇 ⇒ 401(k)プラン拠出限度額の上昇という「好循環」が働いています。

いっぽう確定拠出年金(日本)の『拠出額』については、
物価上昇に伴い、拠出限度額が増えていくという話は聞いたことがありません。

 

 

あれ?(そういえば)つみたてNISAの『拠出限度額』もそう。

よくよく考えてみると、
つみたてNISAの制度終了は(今のところ)2061年なのに、
拠出限度額について、物価にスライドさせる云々の議論がないのは不思議な限り・・。

制度は作ってからが、改善のスタート。
iDeCoは拠出限度額を(少なくとも)今の2倍くらいにはして欲しいですね。

 

 

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