人生の転機は「モノの弾み」で出来ている?
2021年10月27日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
あなたは、
〇 住んでいる場所
〇 つきあっている人たち を俯瞰してみて、
「そうだよなぁ、ワタシらしいよなぁ」って思いますか?
YESの人はもちろんそれでいいと思いますが、
多くの人は
納得いかない部分も持ち合わせているのでは?
こうありたい。と願う心境と、
今こうである。という現実の間にはズレがあります。
それが普通。。
(人の生きる楽しみは、生きている間の煩悩にある)
というセリフを、
たしか時代小説の中で読んだことがあります。
わたしなど、
FP(ファイナンシャルプランナー)として仕事をするなど、20代の終わりまでは露ほども思っていませんでした。
わたしは地元神戸で
図書館司書をしたかったのです!← 感嘆符。
世の中にはいろいろなタイプの人がいると思いますが、例えばわたしは、自分が歩む「道のり」を選んで選んでまっすぐ突き進んでいく。というタイプではありません。
これまでを振り返ると、
自分で意図しない「偶然」「偶発的なもの」に支配されていた部分が多かったと感じます。
あなたはどうですか?)
不動産会社を辞めてFPとして起業したことも、
(言ってしまえば)【モノの弾み】に過ぎません・・。
〇 若かったから。(十分に思慮深かったら独立できなかったかも。)
〇 独身だったから。
(失敗してもなんとかなるという気持ちがあったのでしょう・・)
たとえば、です。
7年前のあなたは
「A社」がいちばん良いと思っていたわけです。
「C社」は2番目か3番目の選択肢だったけれども、そこから意外な方向に、意外な道が開けたりするのが、その人が持つ運力です。
転職先が「C社」になっちゃったという事実も、実は長いプロセスの一部に過ぎません。
「良かったなあ・・」と思うのは、
そんなに簡単には分からない。
だから答えを早急に求めない。という考え方が身に付いたこと。
人が歩む道のりも同じです。
ひとつひとつの『転機』についても、
その選択が吉だったか凶だったかという答えは簡単には出ません。あなたの振る舞い方次第で、吉であっても凶に転がってしまうし、凶でも吉に昇華してしまうこともあります。
運も縁も、『流転』するのです。
なにか良からぬ方向に自分が流されそうになっていても、『あなたがあなた自身の人生を決めている』と自覚できれば、いかようにも軌道修正は可能です。
その軌道修正のひとつの「方法」が、
〇 住んでいる場所を変える
〇 つきあっている人たちを変える なのです。
道のりの中ではモノ(石ころ)はなにげに転がっています。
わたしは仕事柄、
できるだけ「理」に沿ってお話することを心掛けていますが、こと、人の道のりに関しては、特にその『節目』については、
論理だけでは説明できない、
人と時をめぐる、綾(あや)のようなものがあると思っています。
意図せずモノ(石ころ)を
踏みそうになったら、
思い切って踏んでみるのもアリです。
そういう【偶然の踏み】は、
そうそう頻繁に訪れるわけではないのです。
カテゴリ:100年ライフプラン