千(セン)人を目指せ!
2021年10月2日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
より低い運用管理費用と
ファンドがより長く存続すること、
「どちらがより大事ですか?」と聞かれれれば、
迷わず「ファンドの存続性」と答えます。
投資信託が10年、20年と継続してくれなければ、
年0.09%の『運用管理費用』も
絵に描いた餅になってしまうためです。
ところで人の記憶というのはいい加減です。
偏重しています。
記憶の容量の中で、
どうしても『直近の出来事』が大きな割合を占めてしまうのです。
投資の話でいえば、
直近3ヵ月で
あなたが所有するインデックスファンドの価格が上がった!
そして資産運用の評価額はどのくらい伸びた?
「なんとプラス6.8%です!」
みたいな記憶が鮮明になってしまう。。
これを半年、1年に延ばしても、
「カンさん。プラス11%の成績になっています!」
あっ、ハイ。
でも、これって
ごくごく直近の短い期間の数字です。
・・そんなに大事ですか?
運用成績の数字は
マイナスよりプラスのほうが勿論いいですが、
あなたが投資を始めてまだ5年未満であれば、
今確認できている数字は「ノイズ」に過ぎないかもしれません。
誤解を恐れずに申し上げましょう。
市場の暴落も、
どちらも経験されることでしょう。
あなたの資産運用の評価額はこの先、大きく浮き沈みすることになるのです。
(それは予めシナリオの中に組み込まれています。)
そもそも、あなたの『含み益』は今どのくらいですか?
プラス24万円?
プラス80万円?
『いやいや、そんなんじゃないよ、カンさん。
今プラス389万円でもうすぐ「プラス400万円」が見えてくるよ。』
それはスゴイです!
でもでも、
それも
途中経過、なのでは?
以下は当クリニックの
『指針(ポリシー)』と取っていただいて結構です。
〇 個人投資家がたどり着くべき『目標』とは?
千(セン)人です。
??
「仙人」として有名なのはNightWalkerさんですが・・。
あっ、数字の千人でもありませんよ。
1000万円以上の利益を抱える「投資家」のことです。
ココを目指すことが
資産形成の王道とわたしは考えます。
長期で運用を行う者にとって重要なのは
5~10年先を覗くメガネを持つこと。
足元のアップダウンはノイズに過ぎません・・。
万一今年の収益がマイナスに沈んでも
2023年の収益がプラス10%を超えても、
それらを気にし過ぎる必要はありません。
10年間運用を続ければ、どのみち3.3年程度『マイナスの収益の年』を経験するのですから。
それが現実です。
私たち個人投資家の課題は明白で、
いかに大きな収益にフォーカスできるか。
それだけです。
以下、金融庁の「資産運用シミュレーション」を使って
具体例を挙げてみます。
画像元:金融庁
「月7万円」のつみたて投資を
「25年間」続けます。
仮に月7万円の投資で
年率「+4%のリターン」が達成できたとしましょう。
( 7万 4% → な・し )
画像元:金融庁
上図では、25年で運用収益(含み益)がおよそ1500万円になっています。
だれもが目指すことが可能な
具体的な資産形成の『道標』なのです。
が、決して簡単ではありません。
止めずに続けることの困難さは
あなたの人生の中でも溢れています。
(でもだからこそ『トライ』のしがいがあると思いませんか?)
この仕事を長く続けさせていただいた結果、
多くの相談者さまが 千(セン)人になっておられる様を拝見し、
まさに『時間が変化を醸成するのだ』を実感しています。
あなたも目指せ、
千(セン)人!
カテゴリ:つみたて投資