100年ライフプラン

資産の寿命は?(もしかすると100年プラス100年かもしれません)

2021年9月14日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

頻繁に↓このイラストを用いています。

 

 

お金とは
あなたの人生一大絵巻の中で、
有意義に使っていく「道具」であります。

 

あなたが死ねば?
もう、ジ・エンド。

お金との付き合いは基本『一世代』限りです。

 

(ところで、)
わたしは恥ずかしながら、
自分のひいおじいさん、
ひいおばあさんの名前を知りません。

あなたは知っていますか?

今から100年経ったときに、
カン・チュンドという名前を
この世で覚えている人は皆無でしょう。

 

以前、わたしのツイートに対して
正蔵さんという方が返信をしてくれました。

 

 

深いですね・・。

作家の安部公房氏のことばを借りれば、
人は死ねば、焼かれてあとにカルシウムが残るだけです。

 

では、資産はどうでしょう?

 

 

 

あなたは自分で稼いだお金(増やしたお金)を、
自分が生きているうちで
使い切ってしまいたいですか?

YES?

ぜんぜん悪い考えではありません。
潔い、スッキリした考え方だと思います。

 

ただ、
あなたがもし望めば、の話ですが、
お金はヒトより長生きさせることも出来ます。

たとえば、
不動産や株式は実際、
何世代にもわたって受け継がれていたりします。

 

ヒトは加齢とともに衰えますが、
資産は(モノによっては)
加齢とともにどんどん大きく、逞しくなったりもするわけです。

 

あなたが亡くなったあとも、
あなたの子どもが、あるいはお孫さんが、
あなたの『投資信託』を引き継いで、

それを保有し続けてくれるかもしれません。

 

「資産」は自分が生きている中で育て使っていくものですが、
副次的な生かし方として『遺す』こともできます。

要は『バトンタッチ』です。

 

 

あなたはもしかすると、
『バトン』を受け継ぐほうの人かもしれません。

ここにひとつ「難所」が待ち構えます。

 

『バトン』を手渡す人が生きた時代には、
その資産はフィットしたかもしれませんが、
『バトン』を受け継ぐあなたの時代も、
その資産が引き続き「ふさわしい」とは限りません・・。

 

日本の中で言えば、
地方の不動産が当てはまるでしょう。

 

あなたが『バトン』を受け継いだ側で、

先々のことを考えたら、
グローバルに分散された株式のほうが
その価値を保ちやすい、あるいは成長させやすいと感じたら、
(現にわたしもそう思います。)

「不動産」⇒「グローバル株式」に
資産のカタチを変えてもよいわけです。

(別にご先祖さんはそれで怒ったりしません!)

 

 

また、一歩手前で、

『バトン』を渡すあなたのほうが、
あなたが元気なうちに、
「不動産」⇒「グローバル株式」に
資産のカタチを変えてもよいわけです。

(別にご先祖さんはそれを責めたりはしません!)

 

あなたの時間(100年)プラス
次の世代の時間(100年)と捉え、

バトンを渡すことを前提に『資産管理』を行えば、
人の寿命のカウントのしかたも変わってくるかもしれません。

 

ひろゆきさんの本『1%の努力』によると、

イタリアのフィレンツェには、600年前から納税記録が残っていて、600年前に富裕層だった家系は2011年になっても富裕層のままだったのだそう。

きっとビジネス、株式、不動産、金(ゴールド)、美術品、骨董品などを、幾世代にもわたってバトンタッチし続けているからなのでしょう。

 

 

あなたがいつか
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」をお父様から引き継いで、それを保有しつつ最終、あなたの娘さんに渡して、
計100年くらい経ったら、

「全世界株式インデックス」の国・地域の中に、8.4%くらい(もしかすると)「火星」が入っているかもしれません。

資産継承とは
ひとりの人間の「時間」という概念を超えるものなのです。

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