その他・雑記

80歳のおじいちゃんは純愛ドラマの夢を見るのか?(VRが高齢化社会の需要減を解決する?)

2021年6月24日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

返す返す
『2040年の人口ピラミッド』はショッキングです。

 

 

画像元:国立社会保障・人口問題研究所

 

『高齢者』が主役の社会がやって来るなんて
人類初のこと。

いや、人類だけではありません。
生物史上「初」のことでは?

あらゆる生物において、

 

生殖機能が衰え
肉体的にもピークを過ぎた年長者が
その生域でマジョリティー(多数派)になることは、いまだかつてなかったはずです。

 

以前はセミナーなどで、
高齢化が進むことを社会の停滞要因として捉え、

「だから投資が必要なんです!」
という言い方をしていました。

ただ、
2040年の人口ピラミッドを舐めるように見ていると、

 

社会のあり様が本質的に変わる。
⇒ これって「チャンス」かも。
と感じている自分もいます。

 

今40歳のあなたも、
20年後には60歳になるわけですから、心して聞いておいてくださいね。

 

シニアになると、
若いころと比べてお金を使わなくなります。

ひとつの要因として
欲しいモノがなくなってしまうという現実があります。

ではコト(経験)はどうでしょう?

こちらも70歳、75歳にもなると、
肉体の衰えもあって
できるコト(経験)、やってみたいコトも限られてきてしまう。

 

しかしAR(拡張現実)、VR(ヴァーチャルリアリティ)が花開けばどうでしょうか。

 

肉体的な衰え= 高年齢はあまり関係なくなります。

 

 

むしろシニアのほうが若い人より、
ヴァーチャルな空間に「はまる」可能性が高いとわたしは考えます。

そもそもAR、VRは
いったいどんな商品・サービスを提供してくれるのでしょう?

 

教育、学習的なもの。
運動、スポーツ的なもの。
旅行、グルメ、冒険的なコンテンツ。

 

 

華麗なストーリーをもとに
手に汗握るエンターテインメントを体感することも可能でしょう。
(映画の中にあなた自身が『没入』できるようになるわけです・・)

 

しかし、わたしが思う最強コンテンツは
あなた自身の物語です。
あなたが人生の中でさまざま経験してきたことをデータとして提出すれば、
それを脚色・編集してAR、VR側が
【人生追体験型・エンターテインメント】を提供してくれるのです。

 

わたしは20年後、73歳になりますが、
もしかすると、
「ポケモンGO進化版」のように、

実際のリアルな世界を舞台にしながら、
おじいちゃん(わたし)はいつの間にか19歳になっていて、

 

 

当時の友達や流行りのモノがふつうに再現されつつ、
『物語』として再構成されたその空間にわたしが没入し、
(もしかすると)純愛ドラマが繰り広げられる・・?

 

〇 おじいちゃん29歳のとき決死の思いで転職。
でも、もしあのとき同じ会社に居続けたら、
どんな人生模様の可能性があったのか?

 

〇 おじいちゃん35歳のとき。
憧れていた○○さんと結婚していたら、
どんな物語が待っていたのか?

 

いずれもヴァーチャルではありますが、
あくまであなた自身の『バックグラウンド(背景)』を礎としている点が特徴です。

 

細かな年代、舞台となる国、各登場人物の名前などは
(もちろん)アレンジし放題。

それが「シーズン1」から「シーズン5」くらいまであって、
純愛ドラマ系、サスペンス系、SF系と
さまざまなジャンルの中から選べます。

 

〇 もしそうなったら、
あなたはヨーロッパ10日間周遊旅行68万円と、
この人生追体験ファンタジーツアーに支払う68万円と
どちらを選びますか?

 

(73歳のわたしならファンタジーツアーを選んでしまうかも。)

時間的にも経済的にも余裕があるシニア層が、
実はヴァーチャルリアリティの上顧客となるのです。

〇 2040年のおじいちゃんは
テーマパークにしげしげと足を運びます。
(もちろん、VR的なテーマパークです)

〇 2040年のおじいちゃんは、
アイドルに夢中になっています。

 

そしてこの、ヴァーチャルリアリティが
一歩進化した形が「メタバース」です。
仮想共有空間と呼ぶべき『オンライン社会』の出現なのです。

 

いずれは、
リアル社会における消費より、
ヴァーチャル空間における消費量が勝る日がやってくることでしょう・・。

 

世界で最初に超高齢化社会を迎える日本は
このような『社会実験』を、
他の国地域に先駆けて行うことが可能なのです。

 

おまけ)

VR、メタバースにどっぷり浸かっている世界を描いたのが映画『レディ・プレイヤー1』です。

 


(スティーヴン・スピルバーグ監督作品)

 

 

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