NISA活用法

「つみたてNISA」はオトナの証し!2023年から18歳以上で利用できるようになります

2021年4月5日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

中学生、高校生のお子さんがいるあなた。
耳をダンボにして聞いてくださいね。



民法上の成人年齢が
18歳に引き下げられるのはご存じですね。
(来年22年の4月から)

これに関連して、
2023年の1月1日時点で18歳以上であれば、
「つみたてNISA」を利用できるようになります。

パチパチ!!

 




「つみたてNISA」はオトナの証しなのです。

(もちろん、一般NISA(新NISA)の利用開始年齢も18歳に引き下げられます。)


まずは法律上の区分けから。

Q2 成年年齢は,いつから18歳になるのですか?

A 成年年齢を18歳に引き下げることを
内容とする「民法の一部を改正する法律」は,
2022年4月1日から施行されます。

2022年4月1日の時点で,
18歳以上20歳未満の方(2002年4月2日生まれから2004年4月1日生まれまでの方)は,その日に成年に達することになります。  

2004年4月2日生まれ以降の方は,18歳の誕生日に成年に達することになります。


出所)法務省・民法(成年年齢関係)改正 Q&A


つみたてNISAにおいては、
2023年1月1日時点で
『18歳以上』であることを条件としています。


たとえばこんな一例・・。

2004年10月生まれの君は、
今年の4月から高校2年生ですよね。

そして2022年4月には高校3年生に。

 

 

頑張って勉強もしながら、
2022年10月に18歳の誕生日を迎え、

そして23年1月からは
「つみたてNISA」を始めることが出来ます!


でも、ちょっと待ってください。

今16歳の君に、
天から稲妻のように「つみたてNISA」という情報が降ってくるとは思えません。

カギを握るのは?

親御さんです!

 

 


(いきなりスイッチが切り換わりますが、)

中学生、高校生の親御さんである「あなた」が、
子どもさんに「つみたてNISA」の存在を知らしめるキーパーソンとなるのです。

キャッチフレーズは?
「オトナになったら、つみたてNISA」

 


あなた(親御さん)は、
この息の長いキャンペーンを今から始めるべきです。

18歳から、自分の『資産形成』がスタートできるって素晴らしいことだと思いませんか?


あっ、大きなつみたて金額なんてぜんぜん要らないです。

『始めることが重要。』

本人が貯めていたお年玉から、
とりあえず月1000円コツコツつみたて投資程度で良いのです。

 



わたしなど職業柄、
どうしても太い筆でかしこまって
「投資!」と書いてしまうタイプです。

・そもそもリスクの要素には3つあって、
・分散の意味合いとは、実は多岐にわたっており・・


こんな理屈はいったん脇に置いておいて、
かしこまって考えることも放棄し、

『単なる習慣』として資産運用を捉えてみましょう。

習慣とは、できるだけ早く始めたほうが
(それだけ)馴染みやすくなります。
そして続けやすくなりますね。


資産運用など(実は)大したことではなく、
単なる習慣、日常の決まりごとに過ぎないのです。

 


 

あなたやわたしの場合は、
人生のある時期まで「預金との付き合い」オンリーだったため、

運用を始める際、特別な覚悟が必要でした。
これでもかこれでもかと物々しい準備もしました。

でも、あなたのお子さんは違います!

 

18歳から、税制優遇が備わった資産運用を始められるわけです。


あなたの役割は?
『レール』を敷いてあげること。

 




実務的な話になりますが、
今からSBI証券、楽天証券などで、
お子さんの「未成年口座(特定口座)」を開いておく意味はあります。

先述の、2004年10月生まれのお子さんの場合、
2022年10月に18歳の誕生日を迎え成人に達しますから、

そのときから「未成年口座」は「成人口座」となるわけです。

すでにご自分の証券口座を持っていることで、
2023年1月からの「つみたてNISA口座」への申し込みがスムーズになると思われます。


最後に、
18歳から資産運用を始めた人の子どもさんは、
どんな空気を吸いながら成長していくか、もうイメージできますよね。

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