数珠つなぎの『疑問』をまとめ上げながら、お悩みの核心に迫る作業を20年やっています
2021年3月4日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
天ぷらを食べ過ぎて
胃もたれしているように、
どこか消化不良の顔をされている方々を、
わたしは職業柄、何百人と見てきました。
投資信託クリニックと名乗るくらいですから、
できるだけ素のまま、症状をおっしゃってください!
そういう心持ちで、カウンセリングに臨んでいます。
お金に関する症状は、
どこがいちばん痛いかは分かっていても、
それが『どこから来ているのか』が分かりにくいもの。
たとえば仮に
ご相談内容がつみたてNISAだとしましょう。
〇毎月の掛け金をいくらにして
〇どんな種類の投資信託を検討すべきなのか?
でも、意外とこの『疑問』に対する答えは?
企業型DCで
どの商品を何パーセントずつ配分するかを再考することが、つみたてNISAでの『アンサー』につながったりするわけで・・
あっ、それと関連しますが、
来年(2022年)10月から、
企業DC加入者も
もれなくiDeCoに加入できるようになります。
すると・・
「iDeCoにいくらぐらい掛け金を回せるだろう?」という『疑問』もまた生じてくるわけです。
そこから飛躍して、
そしてその疑問は案外まっとうであり、
『保険の見直しをすることで、
実はiDeCoの掛け金が捻出できたりするのです。』
そうこうするうちに
オンライン画面の向こうで
相談者さまがパートナーに話しかける声が聞こえてきて、
それが変額保険だと分かり、
「でも、変額年金保険と変額保険って、カンさん何が違うんですか?」という『疑問』が出てきて、
「パートナーは上記商品を「お金を増やすための道具」と割り切っているようだから、もしかすると純粋に投資信託を買ったほうが『手数料』など安く済むのではないですか?・・」という新しい『疑問』につながり、
お二人とも「お金を増やす」ことに真摯に興味アリという認識のもと、
もし投資信託に本腰で取り組むのなら、
「お金の入金力」×「利回り」×「運用期間」というお金の増え方公式って大事ですよというお話から、
(つみたてNISAでも企業型DCでもなく)
ふつうの課税口座(特定口座)なのです・・となって、
そのときに
生活防衛資金を除く、
『ご資産表』の中のおふたりの預貯金1800万円が、
カウンセリング内で急にクローズアップされることってあるのです(^^)
「これは・・?」
「あっ、これは『住宅取得』の頭金に使う可能性もあって、」
しかしお話を伺うと、
お二人の間でマイホームに対する『熱度』に差があることが分かります。
わたしは住宅ローンの「固定金利」「変動金利」の本質的な違いというご質問に答えつつ、
1000万円分「拡大つみたて」で投資信託を用いた運用に回す?
それともマイホームを購入して1000万円を頭金に充てる?
さて、ここが(もしかすると)運命の分かれ道なのかもしれません・・。
あっ、でもそう深刻に考えずに、
・住宅資産取得(そのあとに)金融資産積み上げ なのか、
・(まずは)金融資産積み上げ(そのあとに、もしかして)住宅資産取得 なのかという『チョイスの問題』なのです・・・
と説明をしながら、
あれ?もしかするとあれですね、
お悩みの内容は「つみたてNISA」ではなくて、
1800万円の預貯金のうち1000万円部分をどうするか?
ココが、カウンセリングの核心部分(センターピン)になりますね、と相談者さまにお伝えするというようなことを、20年間やっているワタシでありますww
(もちろん上記相談内容はフィクションですよ)
徳島駅に向かう一両編成の電車!
(そういえば山手線は11両もあったのですね。。)
カテゴリ:わたしのFP修行