投資の発想法

もしもあなたの「お仕事」と「インデックスファンド」がつながっていたら?

2021年2月7日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。



今日はちょっと大胆な『仮説』を立てたいと思います。

 

それは、
あなたの「お仕事」と
「インデックスファンド」はつながっている説です。


??

あなたはご自分の「お仕事」って好きですか?

(もしかして)NO?


今日も早く仕事が終わればいいと思っています?

YES?

では(今あなたがやっていることは)単に『労働』なのでしょうか?

 


あなたの気持ちがどうであれ、
あなたが『株式会社』にお勤めであれば、

あなたがやっていること(お仕事)は
間違いなく会社の利益に貢献しているはずです。
たとえ20万分の一でも!


ココから、
あなたが『楽しく暮らす』というベースで考えたいのですが、
あなたが来月も滞りなく暮らすためには?

取りあえず「お給料」は必要です。


そして、です。

株式会社があなたに「お給料」を出すためには何が必要?

利益」が必要です。

 

 

 

 

会社が「利益」を出すためには・・?

誰かがちゃんと買ってくれるモノ、サービスを提供する、もしくはそれに関わる必要があります。
(しかも「継続」して!)

 


これって↑「至難の技」3乗と云ってもいいくらい至難の業なのです。

わたしは昔から思っているのですが、

あっ、ちょっと叫んじゃいますよ。

株式会社が『利益』を上げることをもっとちゃんと評価しようよ!
(心の中の叫びw)


あくまで私見ですが
わたしは社会起業家とか、
社会に役立つことをしたいとか、
そういう言葉の雰囲気があまり好きではありません。

なぜなら、
誰かがちゃんと買ってくれるモノ、サービスに関わっていることそのものが、すでに社会に役立っているからです。


いや、もっとストレートに申し上げましょう。

株式会社が『利益』を出すこと。
それ自体が社会に役立ち、社会に貢献している「証し」です。

なぜなら、
株式会社が利益を上げることではじめて、
たくさんの人たち(従業員)が毎日、毎月生活できるわけですから!


これほど強烈で、ストレートで分かりやすい『社会貢献』はないのでは?


よく日本人は投資に関心が薄いと云われます。

それはリスク回避的とか
安全志向とかそういう問題ではなく、
日本人の『労働観』が影響していると思うのです。





あなたも、わたしも、
自分の『仕事』をきちんと評価できていますか?

あなたの仕事は、単にやらされているコトなのでしょうか?

あなたの仕事は
給料をもらうためだけの「苦役」ではないはず。


「カンさん。そうは言うけど、
仕事の実際は地味な単純作業の連続で、
おまけに人間関係でストレスは山盛りだし・・」


はい、お気持ちはよーく分かります。

決して華やかでも、
格好いいものでもないですよね、仕事って。

でも、
あなたもわたしも、まずは仕事を通じて
「社会」とつながっているわけです。

 




話は急に変わるのですが、
わたしは「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」の運営に携わっています。

毎年たくさんのブロガーさんから
ファンドに対する『熱~いコメント』をいただきます。

その中で「結い2101(鎌倉投信)」に投票された人が昨年、
こんな主旨のコメントを残してくださったのです。

「結い2101」には
こだわり続けている会社を応援するという理念があって、

世の中にはこんな会社や、そこで働く人がいるんだということを教えてくれることも選考の理由です・・。


わたしは特に
「最後の言葉」に惹かれます。

世の中にはこんな会社や、そこで働く人がいるんだ


この「言葉」ってもしかすると、

 

あなた自身のこと、
そしてあなたの会社のことを言っているかもしれないわけで!

 



 

投資(株式投資)を
自分事として捉えられるかどうか・・。

それは『株式会社』を息遣いを持った、温かい生き物として捉えることが出来るかどうかにかかっています。


会社を作っているのは
書類でも、お金でもありません。

会社の型を日々作っているのは、
そこにたまたま集って
多彩なキャッチボールを繰り広げる「人」と「人」と「人」です。



 

ですよね?)


この、
「たまたま集って」というところがミソで、

株式会社は『山岳同好会』みたいな、
似たような趣味を持つ人の集いではありません。


たまたま雑多な、さまざまな背景を持った人が
それぞれの得意や不得意を織り交ぜながら働き、

誰かがちゃんと買ってくれるモノ、サービスを提供する、
もしくはそれに関わっているわけです。

その「空間」そのものが、株式会社です。


ですから会社とは、
息遣いを持った、温かい生き物(有機体)であるわけです。


そしてあなたは、
その温かい生き物を活性させるために、
たとえ20万分の一でも
「お仕事」を通じて「その会社」に関わっているのですから、

それは単なる労働ではなく、
もちろん苦役でもなく、

社会に対する【貢献】と呼べるものなのです。

わたしは真面目にそう思っていますよ!


ここが、
いやココこそが、腹落ちしないと、
株式会社への投資(株式投資)は長く続けられないのです!

 


 

一個の株式会社を選びきれない場合は、
株式の投資信託を買ったりします。

より広く市場を網羅したい場合は、
株式のインデックスファンドを買ったりします。

しかし、いくら投資対象が広くなったとしても、
あなたが買っているのは?

人と人の多彩なキャッチボールの中で、
誰かがちゃんと買ってくれるモノ、サービスを提供する、
あるいはそれに関わっている株式会社」なわけです。


はい、
あなたの「お仕事」と
「インデックスファンド」が(実は)つながっているとお分かりいただけましたか?

 

「カンさん。んー、まだ分かりません。
わたしが勤めているのはごくごく小さい出版社で
上場もしていませんし、たとえば巨大企業のアップルとかとはなんの関係もないし。」


えっ、ほんとにそうですか?


あなたをユーザー(消費者)、
または供給者として見た場合、

経済とは所詮「網の目」ですから、
あなたと、アップルを取り出し、
その間をつながく会社を、
4社か5社列挙すれば、もうアップルにつながってしまうと思いますよ。

世界は意外と狭いのです。。

 

最後の「おまけ」。


嗚呼ワタシなんて・・・・。
と落ち込んだときに聴くと元気が出るのは?

関取花さんの曲 『もしも僕に』



モノレールも出てきますよ(^^) 

 

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