インデックス投資全般

インデックス投資4変化!

2020年10月15日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

突然ですが、
あなたなら下記のうち、
いずれを選びたいですか?

・ETFの組み合わせ
    
・ETFとインデックスファンドの組み合わせ

・インデックスファンドの組み合わせ

・インデックス型のバランスファンド



文言だけを見ると、
「あー、ずいぶん投資の中身が違うな。」と
思ってしまいますが、

(しかし)上記いずれを選んでも、
インデックス投資』であることに変わりはありません。

(「道具」としての色合いとか、
持ち手の部分が違っているに過ぎません。)


ETFとは上場したインデックスファンドのこと。
アップルや任天堂の株と同じように、
「ひとつの銘柄」として売買されます。

したがってETFは自分で手足を動かして
【手動で】ポートフォリオを管理していくイメージ。
(分配金の再投資も含め。)

こういう管理法が好きなのは
エンジニア系、専門職の方に多いのではないでしょうか?
(わたしの印象では男性に多いです)

 




次に、基本ETFで管理をしながらも、
iDeCoやつみたてNISAはインデックスファンドという人もおられます。

たとえば「先進国株式」をETFで、
ついでイ・ファンドでも「先進国株式」を保有することで
資産管理上『足し算』をする必要があります。


また、基本インデックスファンドで、
高配当株や、国別の株式など、
アクセントを付けたい場合にETFを加える人もいるでしょう。

 

ETFの「手動」に対して
インデックスファンドは、
資産管理を【自動で】賄いやすくなります。

(金額ベースでの売買、
自動のつみたて、自動の取崩しが可能など。)

 

イ・ファンドは資産管理を【しくみ化】し、
できるだけ時間をかけないシンプル派向けのツールなのですね。


ところで『インデックス投資4変化』の中で、

・ETFの組み合わせ
    
・ETFとインデックスファンドの組み合わせ

・インデックスファンドの組み合わせ

・・・・・・・・・・・・・・・・

・インデックス型のバランスファンド

のように、

インデックス型のバランスファンドと
それ以外の手法の間には、
「わりと太めの川」が流れています。

??


ETFのみ、ETF+イ・ファンド、
またはインデックスファンドのみの組み合わせにしろ、

『組み合わせ』を、自分で作っていくわけです。
(管理(メンテナンス)も自分で行うということ)

そう、「リ・バランス」ですね。


それに対して「バランスファンド」は、
投資対象の割合がズレた場合、
それを修正してくれること(リ・バランス)も含めて、

投資信託にコスト(運用管理費用)を支払っています。


ココの違いは↑運用管理上、けっこう大きいと思います。


むかし小泉今日子さんの歌で
『ヤマトナデシコ七変化』がありましたが、

わりと華やかな変化という意味では、
ETFとインデックスファンド双方を駆使したほうが
なにか「高度な運用をしている」印象になります。


でも、です。

ETF+インデックスファンド(計9本)と、
インデックス型のバランスファンド(1本)を比較した場合、

前者の資産管理に
バランスファンドの3倍の時間をかけたからといって、
リターンが3倍になるものでしょうか?


(それはないでしょう。)

なぜなら、
どちらも『インデックス投資』だからです。

 


もちろん、
投資の面白さ、

自分が主人公になって
「なんでもやっている感」が味わえるのは、

・インデックスファンドとETFの組み合わせ
・ETFの組み合わせ

・インデックスファンドの組み合わせ

・インデックス型のバランスファンド


の『順番』だと思います。


(正直、
『組み合わせ』を自分でやってみて、
手動のメンテナンスの面倒臭さを実感しないと、
インデックス型のバランスファンドの良さが分かりにくい面もあります。)


(実は)面白さや
「なんでもやっている感」はなくても、

同じ姿勢が保ちやすく、
ヘンに投資の方針を変えにくいのは
『バランスファンド』のほうなのです。

(もちろん、ある程度自分で手間ひまかける『空間』がないと、
資産運用が続けられないという人も、わたしは知っていますが・・)


最後にわたしの経験上、

・インデックス型のバランスファンドから、
・『自分で組み合わせ』に転換した人と、

・『自分で組み合わせ』から、
・インデックス型のバランスファンドに方向転換した人は、
どちらが多いかというと、

圧倒的に「後者」が多いことを付記しておきます。

カテゴリ:インデックス投資全般

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