タイヘンなこと、それは資産のお引っ越し その1)
2020年6月11日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
あなたが住んでいる地域でも、
土曜、日曜などは「アリさんマーク」や
「0123」の引っ越し屋さんのトラックを見かけたりするはずです。
引っ越しをする際、
世帯人数が同じであれば、
お荷物の総量は
多少捨てるものがあるかもしれませんが、
いろいろ処分しても、
100 → 85 になるくらいでは?
いっぽう【資産のお引っ越し】はもう少し「劇的」です。
ざっくり申し上げて、
100 → 50 くらいになるよう目指します。
とてもスッキリしますよ。)
あくまで一般論ですが
「保険」という商品は、そんなにたくさんは要りません。
(多くても一人「おひとつ」で十分)
預貯金も集約して「2口座」くらいまで。
「家」という資産も買わずにレンタル(賃貸)すれば、そして本丸の『投資信託』『ETF』『個別株』『債券』などもギュッと凝縮させれば、
100 → 40 くらいになることもしばしばです。
(それは)私たちが知らず知らずのうちに、
「用途別」「場面別」で、
金融商品の「買い分け」をしてしまっているせいでしょう。
一家の大黒柱として家(資産)は買っておかないと。
〇 せっかく会社が補助を出してくれるのだから、
福利厚生的な意味で自社株を買い続けよう(持ち株会)
〇 子どもが生まれたよ。
こども保険(学資保険)に入っておこう。
〇 クルマも買っておいたほうがいい。
子どものことと(それから)貯蓄のことを考えて
「終身保険」を買っておこう。
〇 あれ?老後のお金も心配だから、
個人年金保険にも加入しておかないと・・。
iDeCoってどうなんだろう?
投資信託のつみたてというのも始めておこうか。
〇 妻が株主優待って得だって言ってたな。
東急の株も買っておこうか。
というふうに、
どんどん資産の数、商品の数は増えるのです。
まるで↑壮大な「足し算」です。
Non,Non,
資産管理は『引き算』で考えるべし・・。
あなたがふだんお仕事でやっておられるように、物事の本質を見極め、「行動」や「考え方」を最大公約数して欲しいのです。
レンズでいえば『フォーカス』する。
大きく「貯蓄」そして「投資」。
(ローンがある人はローンの管理)
それ以外の「保障(補償)」は保険という道具で賄う。
また、用途別、年代別で金融商品を捉えず、
「兼用」できないかどうか思考してみませんか?
たとえば、細かく6本、7本の投資信託を組み合わせるより、広範な分散を施したバランスファンドを保有され、
その「リスク資産」を、
娘さんが大学に入った年に100万円だけ売却する、
2年目、3年目は80万円ずつ売却する、
そしてその後もつみたてを続け、
本人が定年退職したあとは「定期売却していく」というふうに、
教育費のため、老後の生活費のためと「兼用」しても別によいのです。
資産という荷物がすっきり片付いてくると、
気持ちがスッキリして、お金のこと意外に興味関心が行きやすくなります。
(これが、あなたが本来望んでいることですよね?)
お知らせ)
当クリニックでは「個別カウンセリング(オンライン)」を通じて
保険、投信、個別株と複雑に絡み合った金融商品群を、お客様のニーズに合わせて「整理整頓」し、シンプルな資産構成に『お引っ越し』するお手伝いをさせていただいていります。