コロナ後の社会はチャンスに満ちている?
2020年4月23日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
私見ですが、
「外出自粛の要請」は
私たちの予想以上に長引くのではないでしょうか。
リアルな空間が目の前にあるのに、
そこに行ってその空気を満喫できないストレスは相当なものです。
しがない浮世を忘れるためには、
長~いドラマを観るか、
長~い書籍を読むに限ります。
わたしは以下買ってしまいました(^^)
『サピエンス全史(上) 文明の構造と人類の幸福』
いっぽう、中には我慢することに慣れて、
気持ちが清貧になり、
妙にスッキリしている方もおられるかもしれません。
それが長くなればなるほど、
もとの世界(コロナ以前の世界)には戻れないことを意味します。
この巧妙なウイルスは、
人間社会が次のステージに移行することを
強いているような気がしてなりません。
わたしなど古いタイプの人間なので、
「リアル社会」が存在する中で、その一部が「ネットの空間」だと認識してきました。
が、もっと若い人にとっては、
ネット社会がリアルな人間形成の場になり、
人間関係を構築する場になり得るのです。
たとえば6、7年後には
高校生の悠馬くんが母親にタブレットを見せながら、
と言っているかもしれませんw
あるいは翻訳アプリがさらに進化すれば、
ゲームでの対戦を通じて、
あるいはオンライン飲み会を通じて、
国籍が違った友だち、知り合いがたくさんいることが「当たり前の社会」になっているかもしれません。
換言すれば、
これからのネット社会は限りなく「リアル」なのです。
陳腐な言い方で ↑ すみません。。
ときあたかも「5G」というインフラが普及し始め、
わたしは遠からず、
VR(ヴァーチャル・リアリティ)が大ブームになると予想します。
人類はおそらく史上初めて、
もうひとつの「リアル社会(virtual society)」を作ろうとしているのです。
少し話は脱線します。
わたしもご多分に漏れず、
Zoom(オンライン上)でのセミナーを何度か開催したのですが、
そこで感じたことは、
リアルセミナーより参加者の方との距離が(意外に?)近く、
お客様もリアルほどは緊張されずに、
より深い質問をされているという印象を持ちました。
(これは意外な発見!)
今、いちばん動き回りたい子どもが
家に閉じ込められているのは本当に気の毒に感じますが、
この『停滞』を、
のちのち『チャンス』に変えられるのではないでしょうか?
わたしは常々、
制約(制限)こそが創造の母 だと思っています。
多感な時期に(ウイルスのせいで)
制約を強いられた若い才能が、
たとえばVR(ヴァーチャル・リアリティ)の
画期的なソフト、アプリを開発していくことになるのでは・・。
リアルな空間での活動を制限されるからこそ、
人の関心、知的発露だけでなく、
お金や資源やエネルギーがバーチャルな空間に殺到し、
ネット社会で出来ること、するべきことの『萌芽』が、
まるで春先に競って芽吹く草花のように、
四方八方に広がっていくのではないでしょうか・・。
後年、2020年~2025年くらいを振り返り、
リアルからネットに潮の目が変わったんだよね。」と
呟いているような気がしてなりません。
きっかけはどうであれ、
ネット社会は(ある意味)リアル社会以上に、
人間の可能性を広げてくれるかもしれないのです。
わたしは長い時間軸で見れば、
コロナ後の社会は『チャンス』に満ちていると感じます。
そして世界の株式会社は
その面々が新たになりつつ、栄え続けるのではないでしょうか。
そう考えると?
そう考えると、
今、安くなっている世界の株式会社を
コツコツ買い支えていくのは理に適っていると思いませんか?
カテゴリ:経済よもやま話