FPとカルガモ
2020年2月18日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
芝浦運河を歩いていると、
しばしばカルガモを見かけます。
親子で列をなし、運河を泳ぐカルガモ。
水面下に潜って、餌を探すカルガモ。
ときに飛んでいるカルガモもいます!
(そう、カルガモって飛ぶんです。)
『泳ぐ・潜る・飛ぶ』を繰り返すカルガモを見習って、
ファイナンシャルプランナー(FP)も、
『書く・聞く・話す』を上手に使いこなす必要があります。
「話す」「聞く」が好きなほうです。
正直「書く」のは苦手で・・。← ホントです。
自分を冷静に見てみても、
おそらく「話す」が
いちばん性に合っているかもしれません。
たとえば、セミナーです。
セミナーって「ライブ放送」と同じ。
その「場」を作っていく必要があります。
ときに空間を引っ張る即興性、爆発力が求められます。
あるいは、
聴衆の雰囲気に合わせる柔軟性も必要でしょう。
でも、その時間内お話しすれば必ずそこで「終わる」わけで、
このシンプルさ(簡潔性)がわたしは好きなのかもしれません。
「聞く」という行為は限りなく母性的です。
相手を受け止め、
その人がほんとうに言いたいことを引き出す技量が要ります。
(ココは↑結婚生活で鍛えられた部分があるかも・・)
そこから解決に導く「ひと言」をFPが提案できるかどうかにかかっているのです。
上記の「話す」「聞く」に対して
「書く」という作業は、きわめて内省的です。
(スコップを持ってきて)
自分、そして数多の事象をどんどん掘り下げていきます。
ただし、ちょっと掘り下げ方が間違うと、
(書くのに)膨大な時間がかかったりします。
上記ひとつの文章を書き終えるために、
その5倍も10倍も文章を書いてみて、
いや、それら文章を書く前にまず、
その何倍もの文章を読んでみて、
あっちに行って、
こっちに戻ってきて、
途中ちょっとサボってしまったあとに脳内でヘンな化学反応が起こって、
『きのう、わたしは飛行船の夢を見た。』
という文章が生まれたりもするわけです。
この年になって思うのですが、
たとえば「話す(セミナー)」の肥やしになったりするのを実感します。
また「聞く(カウンセリング)」の場でも、
「書いて」手に入れた知識やノウハウは決して裏切らず、
脳内の引き出しから、
いつでもさっと取り出せる柔軟性を有しています。
「話す」も「聞く」も、相手が要る作業です。
そこでは、
1+1 = 2.5 や 3 になる可能性を秘めています。
(逆に、1+1 = 1.5 や 1.1 になってしまう可能性もありますが・・)
それに対して「書く」とは、
なんとコツコツ型の作業でしょう。
(相手もいないため、自分に問うて
それに答える自分が居るわけです)
でも、ときに、
相談者さまから(「書く」の記録であるブログの)
○○の文章のところが好きです・・と言われたりすると、
「また頑張って書こう!」と思ってしまう今日この頃なのであります(^^)
カテゴリ:わたしのFP修行